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まだ遅くない?中国進出のメリット・デメリットを解説!

中国が目覚ましい経済発展を遂げてから数年が経ち、中国進出する日本企業もかなり増加しました。13億人の人口を抱え、今や「世界の工場」ではなく、「世界最大規模の市場」になりました。しかし同時に2018年より続いている「米中貿易戦争」や経済成長の減速など、マイナス面も抱えています。

この記事では、中国に進出するメリット・デメリットを詳しく解説していきます。中国に進出するにはもう遅いのでしょうか?この記事を読めば中国進出へのイメージが変わるかもしれません。

中国進出のメリット

まず中国進出のメリットについて見ていきましょう。何より最大のメリットとして考えられるのは、中国が人口13億人強を抱える世界最大のマーケットであることです。人口は年々増加し続けており、今後も拡大する見込みとなっています。これだけの人口に伴い様々な需要が国内に蔓延しており、それに応える商品やサービスが求められています。ビジネスチャンスがあちこちに見受けられます。

次にあげられるメリットとしては、中国の開発区における優遇政策です。開発区とは、経済発展を促進するため政府により認可された工業建設を優先的に奨励する特殊政策地区をいいます。これらの地区は外国企業の誘致に積極的であり、誘致のための優遇政策をうちだしています。例えば輸入設備の免税、輸出製品の免税などがあり、このような優遇を活用することによって事業コストを削減することができるのではないでしょうか。

■参考
JETRO 中国 外資に関する奨励-各種優遇措置詳細

中国進出のデメリット

次に、中国進出のデメリットについて考えていきましょう。まず考えられるのが、ビジネス環境の違いです。年々成長を続ける中国ですが、場所によっては生活インフラ整備が十分でない地域も多くあります。また、慣習・文化の違いはもちろん商習慣の違いも大きいでしょう。中国でよく話題になるのが著作権の問題ですね。同じ商品を提供するにあたっても、このようなバックグラウンドを知った上で対策を考えなければなりません。

もう1つ大きなデメリットとして考えられるのが、長期化する「米中貿易戦争」の影響。米中貿易戦争は2018年に始まった、アメリカと中国2国間における貿易問題です。経済的急成長を続ける中国と長らく世界の覇権を握ってきた大国アメリカが、相互に追加関税を実施しけん制し合っている状態をいいます。2国による話し合いは何度も行われてきましたが、双方が納得する形に落ち着くにはまだかなりの時間を要すると考えられます。アメリカがさらに中国に厳しい制裁をした場合、中国での営業が難しくなる状況に陥るケースがあるかもしれません。

また、近年上昇し続ける人件費も懸念の1つです。2018年の人件費は前年比8.3%の上昇となっており、大幅に上がっていることがわかります。この先も上がっていくことが予想され、コストの痛手となる恐れがあります。

■参考
NHK就活応援ニュースゼミ 1からわかる!米中貿易摩擦

中国進出している日本企業の動向

中国に現在進出している日本企業の数は、32,349拠点。最も多いのは製造業です。近年の人件費の上昇などによるコストアップのため、中国にあった拠点を日本国内やタイなど東南アジア諸国連合に移転する動きもみられます。

成功事例

多くの企業が中国進出に挑戦する中、どのような企業が現地で受け入れられ成功しているのでしょうか?ここではいくつかの企業をご紹介いたします。

・サービス業「株式会社ダイアナ」

女性の国際的な活躍をサポートするトータルビューティーソルーション事業を手掛ける。2011年より中国での事業を展開し、富裕層の顧客を多く持つ。アジア各国の経済発展に伴うアジア女性の社会進出に目をつけ、国際水準で認められる女性の美しさづくりのサポートを行っている。成功までに行ったこととして次のようなものを挙げている。

①名を浸透させるため積極的に展示会出展
②現地消費者のニーズを把握するため、消費者向けイベントやセミナーの開催

■参考
https://www.digima-japan.com/jirei/china/8741.php

・卸売 / 小売業「まくら株式会社」

枕を始めに、寝具・睡眠グッズの企画開発及びインターネット販売を行っている。2017年中国大手ショッピングモール「天猫国際」に初出展。同年11月中国最大の商戦日に、6000万超の売上を達成する。成功のヒントとして、パートナー企業の存在をあげている。まくら株式会社は「天猫国際」に出展前、サイトを運営するアリババグループから情報をいくつかもらっていたという。事前に中国EC市場の特殊かつ有益な情報を得られたことにより、対策を練ることができたとのこと。

■参考
https://www.digima-japan.com/jirei/china/8136.php

・リユース事業「株式会社アクティブソナー」

ハイブランドのオンラインリセールプラットフォーム「RECLO(リクロ)を展開。事業内容は高級ブランドアイテムを対象とし、ブランド品を売りたい人と買いたい人がそれぞれクローゼットをシェアしあうサービス。2016年中国版「RECLO」をスタートさせ、売上を毎月倍増させている。日本で商品を鑑定し日本から中国に直送することで、顧客がクオリティーに安心できる点がポイントだという。成功のヒントとしては、ローカル人材を採用し国の規制や現地のニーズなど生の情報を得ること。

■参考
https://www.digima-japan.com/jirei/china/13401.php

中国経済の動向

それでは現在の中国経済の動向はどのようなものでしょうか?以下で詳しく解説します。

・人件費の高騰

上記のデメリットでもあげたように、生産現場などでの労働力の需要が増えたことにより賃金上昇が続いています。今後もさらなる上昇が見込まれます。

・経済成長の減速

2019年10月に発表された中国GDPの成長率は6.0%。アメリカの2.1%や日本の0.6%と比較すると非常に大きな数値ですが、中国では27年ぶりに低い伸び率とされています。

・メディカルケアの成長

中国の巨大な人口における高齢化がすすんでおり、介護関連企業の需要が増えています。日本からも多くの介護関連企業が中国進出をしており、中国で高齢者向け施設が増加中です。今後、更なる技術やサービス向上が見込まれます。

中国製造2025

このような経済動向の中、中国の習近平指導部は「中国製造2025」と呼ばれる産業政策を掲げています。これは2015年に発表され、次世代情報技術や新エネルギー車など10の重点分野と23の品目を設定し製造業の高度化を目指すものです。第1段階である25年までの目標が「世界の製造強国の仲間入り」。中国と技術覇権を争うアメリカはこのような中国の姿勢を警戒しており、こういった2国間の関係が米中貿易戦争の引き金ともなっています。

■参考
日経新聞 中国製造2025とは 重点10分野と23品目に力

中国進出をサポート企業にアウトソーシングするメリット

ここまで読んで、「中国進出に興味をもったが何から始めたらいいかわからない」、「全て1から始めるのは不安」という方もいるかもしれません。そんな方におすすめできるのが、中国進出のサポートを行っている企業にある程度委託することです。

メリットとしては、大幅な時間の消費を免れること。日々スピーディーに進む中国のビジネスシーンでは、知見がないまま踏み込むことは厳しいでしょう。そのためまず、地域・業種別にリサーチや準備が必要です。膨大な資料に目を通すことも求められ、どこから手をつければいいか路頭に迷ってしまうケースも少なくありません。

そんな時頼りになるのがサポート企業です。全てをアウトソーシングする必要はないかもしれませんが、足りない点だけでも外注すると負担が軽くなるでしょう。

まとめ

めまぐるしく成長し、変化し続ける中国。ビジネスチャンスは多くあり、進出するには非常に魅力的な国であることがわかります。まずは中国の文化や人々について知り、現地のニーズを掴んでいくことが重要なプロセスですね。同時に経済動向についても日々目が離せません。中国進出を考えている方は、ぜひこの記事で紹介した企業などについても目を通していただければと思います。

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