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【最新】チャイナリスク 知っておきたいリスクまとめ

中国は現在、世界で最も大きなビジネスチャンスがあるとされる、巨大な市場を抱える経済大国です。
日本は中国が隣国ということもあり、欧米諸国よりも親近感を持ってビジネスを展開することができそうとも考えられていますが、実際は日本にはない中国ならではのリスクもいくつか見受けられます。

いわゆるチャイナリスクと呼ばれる中国ならではの問題は、国内とは異なるアプローチでマネジメントを行っていく必要があります。
今回はそんなチャイナリスクについて、概要をご紹介していきます。

チャイナリスクとは?

チャイナリスクとは、その名の通り中国のかかえるカントリーリスクのことです。

カントリーリスクについて

中国に限らず、そもそもカントリーリスクというのはどこの国も抱えている、地域性の高いリスクのことを言います。その国の政治経済、社会環境など、ビジネスそのものとは無縁の事象によって引き起こされる損失の可能性が、カントリーリスクなのです。
カントリーリスクの高い低いという基準を図る要素は様々です。司法制度やGDP、災害、治安など、多様な側面を加味しながら、主に民間企業によって数値化されます。

基本的には、先進国はカントリーリスクが小さく、発展途上国はカントリーリスクが大きくなる傾向にあります。
しかし、ビジネスの基本はその地域での問題解決や、需要に対する供給を行うことです。そのため、見方によってはリスクのある地域ほど、大きなビジネスチャンスが存在するポテンシャルを見いだすことができるとも言えるでしょう。

日本のカントリーリスク

東アジア地域では唯一の先進国である日本ですが、比較的安定したこの国においてもカントリーリスクは存在します。世界から見て、日本の抱える最も大きなリスクのひとつに、自然災害が挙げられます。地域を問わず大規模な地震は不定期に発生する上、毎年の台風は各地方や都市部に大きな被害をもたらします。

特に福島第一原発の事故などは、地震と津波という自然災害が、半永久的にその地域へダメージを与えてしまうという印象を、世界に与えてしまいました。また、最近では北朝鮮との関係性も注目されるようになっており、核攻撃を受けるリスクが高い国として評価されることもあります。それでも、デロイトトーマツによれば、日本のカントリーリスクは190カ国中34位と、先進国の集中する欧米各国に勝るとも劣らない数字を記録しています。
毎年被害を生んでいる自然災害のリスクに配慮しても、日本は投資やビジネスの分野で見れば信頼性の高い国家であると言えるのでしょう。

引用:デロイトトーマツ「洞察  世界の国・地域におけるクライシスの特徴」
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/risk/articles/cm/business-related-legal-affairs-vol8.html

日本企業の抱えるチャイナリスク

それでは次に、中国が抱えるリスク、すなわちチャイナリスクについて見ていきます。中国市場は魅力的なマーケットですが、いくつかの観点から問題点を指摘することができます。

生産コスト・人件費の上昇

一つは生産コストおよび人件費が上昇してしまうリスクについてです。中国は「世界の工場」として、あらゆる企業のプロダクト生産を担い、安価で精巧な製品を大量に輸出してきた国です。
iPhoneをはじめとするスマートデバイスや最新のコンピューター、高級ブランド製品などは中国で生産されているものも多いのですが、近年は中国が経済的な成長を遂げたことにより、生産コストが昔に比べて高騰しているという現象も見られます。
今はまだ都市部に近い工業エリアなど、経済的に重要な場所を中心に生産コストや人件費の高騰が発生していますが、いずれ中国全域で製造分野の価格が上昇し、「安価な大量生産」が行えなくなるという可能性もあるのです。

政権・社会情勢・治安

また、政治経済の分野においても不透明な要素は見られます。
中国の不動産バブルはすでに弾けてしまったという報道にも見られるように、そもそも現在の中国の経済成長はどれほど続くのかという不安や、現在の経済成長や人口増加を支えられるだけのエネルギーを確保できるのかという懸念はその代表例です。

また、米中の貿易摩擦も最近では非常に大きな懸念材料となっています。互いの輸出品に高い関税をかけるという施策は、中国の生産部門に非常に大きな影響を与えています。
アメリカをはじめとする世界のハイテク企業は、ハードウェアをはじめとする製品そのものや部品の生産の大部分を中国で行なっているため、関税がかかるとなると、生産コストがかかってしまい、移転を余儀なくされるためです。工場を他国に移転するとなると、時間もコストも大きなものとなります。中国と大きく関わる企業としては、一刻も早く貿易戦争が終わってほしいというのが本音でしょう。

行政手続きの煩雑さや対応スピード

中国は日本の隣国とはいえ、その勝手の違いは非常に大きなものがあります。輸出入にかかる関税や審査、現地サービスの利用や住所の獲得など、外国でのビジネスを展開する以上、慣れないうちの不自由は覚悟しておかなければなりません。
急ピッチで業務を進めていく必要があるとしても、ある程度リソースには余裕を持って臨まなければいけないことを頭に入れておきましょう。

今後のチャイナリスクの動向は?

リスクの有無やその大きさについては、時と場合に応じて変化するものです。今後、チャイナリスクのあり方はどのように変化していくのでしょうか。

経済成長によって、全体的なリスクは小さくなる可能性

中国は今最も経済発展が著しい国と言われていますが、かつて日本もそうだったように、いつかは成長が落ち着き、安定期に入る段階がやってきます。
中国バブルの崩壊などが囁かれつつある現在は、そのような安定期に入る手前であると推測することができます。

リスクがリスクたらしめるのは、予測できない不安定さにあります。例えば人件費の高騰は、当初予定していなかったコストでの生産を余儀なくされるから損失を被るのであり、最初から高いコストを提示されていれば、生産計画を見直してから発注をかけることができます。

エネルギーの問題も、無尽蔵に成長を続けるからこそ懸念されているのであり、成長が落ち着けば不確定要素とはならず、予測可能な数字をもとに問題解決のプロセスを構築していくことができ、必要以上に化石燃料を消費する必要もありません。
貿易摩擦も一度和解してしまえば、安定した輸出入の計画を立てることが可能になるのです。

また、現在はキャッシュレス決済が浸透し、個人の信用スコアも数値化されているため、現地では非常に秩序立ったライフスタイルの普及が進んでいます。
現地の治安の改善も、向こう5年もあれば大きく改善されていくでしょう。

まとめ

中国は成長が著しいだけに、そのリスクについても度々話題となりました。
しかし安定期に入りつつある今、これまで伝えられてきたチャイナリスクについては改善の兆しを見せているため、今後はまだ見ぬ新しいリスクの浮上についても検討していく必要があると言えそうです。

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