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中国でまだ使える検索エンジンは?中国のネット規制の現状

政府の規制により、中国ではインターネット使用・閲覧に制限があるということは皆さんもよく耳にすることでしょう。では具体的に、どのような規制がかけられているのでしょうか?また、そのような状況でも依然として日本語での検索が可能な検索エンジンはなんなのでしょうか?

中国政府によるネット規制

金盾(Great Firewall)

「Firewall(ファイアウォール)」とは行政や企業の内部ネットワークへの外部からの不正なアクセスを弾くセキュリティのことです。

中国国内にはられているFirewallは、「金盾(グレートファイアウォール)」と呼ばれています。「金盾」は中国のネット検閲システムで、非常に強固なセキュリティにより海外の検索エンジンやSNSの利用が規制されています。例えば、GoolgeやYoutube、Facebook、Twitterなど「金盾」による監視対象のサービスとなっており、使用ができなくなっていたり、SNSでは中国政府にとって良くない情報受信や情報発信を禁じています。そのためGoogleなどの世界的に便利なサービスも中国国内では逆に不便といえます。「金盾」はこの強固さゆえ、万里の長城(Great Wall)にちなんだ名前というわけです。なお、独自の法と自治権をもつ、特別行政区である香港とマカオには「金盾」は適用されておらず、自由にインターネットの利用ができるようになっています。

中国で現在使用できない検索エンジンは?

Googleは使用できない

中国国内では、Googleの検索エンジンは現在利用できません。それだけでなく、Gmail、YouTube、Google Map、Google Driveなどのサービスも利用できません。

「現在」という言い方をしているのは、”以前”はGoogleも中国で利用されていました。しかし、度重なるハッキングや検閲によりGoogleは2010年に撤退したという背景があるのです。ここまで規制されているのも、中国の「金盾」によるもので、中国共産党にとって良くない情報を排除しようとしているのです。また、中国当局は、こうした徹底した米会社のサービスを排除することで、国内の企業を育てようという狙いもあります。

Googleの締め出しは徹底されており、google.com自体も開けないという状態。

そのため、Google広告で広告を出すことはもちろん、Google Analyticsも使えません。日本ではWebマーケティング担当者が当たり前のように使っているサービスが軒並み使えないのです。

Gmailも使えないため普段Gmailを使っているという人は中国に行く前に対策をしておく必要があります。一番簡単な方法は外部のメールサービスに転送させておくという方法です。

Hotmail(ホットメール)

gooメール

といった中国で利用できるフリーメールサービスを介して、Gmailにきたメールを確認することができます。それでも、連絡先情報が保存されないなど、中国でGmailが不便なことには変わりありません。

Yahoo!もアクセスできない!

Yahoo!も元々は中国で利用できる検索エンジンでした。Yahoo!検索はGoogleと同じ検索アルゴリズムを採用していたため、Googleの代わりとして活用されてきました。しかし、2017年9月より規制対象になり、アクセスができないようになりました。

日本人にとっては、Google同様にシェアの多いサービスであったため、中国でのインターネットの利用が、さらに不便になりました。

ただし、Googleと異なる点は、Yahoo!の全てのサービスが利用できなくなっているわけではないということです。Yahoo!は検索こそ使えないものの、Yahoo!メールなどは利用できるようになっています。

また、Yahoo!JapanのTopページにはアクセスができるので、日本のTopニュースなどは一応確認ができるようになっています。

中国でまだ使える検索エンジンは?

Bing検索

URL:https://www.bing.com/?mkt=zh-CN

中国国内で利用できる検索エンジンの1つに米マイクロソフト社のBing検索があります。日本でもマイクロソフト製品やPCを買うと初期設定の検索エンジンにBingが設定されているため見慣れているのではないでしょうか。

マイクロソフト社のBing検索は、Yahoo!と異なり、独自の検索アルゴリズムを採用しています。2019年1月にBing検索に一時的にアクセスできなくなるアクシデントがあり、「当局によりBing検索も規制されたか」とニュースで騒がれていましたが、現在は復旧し利用できるようになっています。日本語検索でも、非常に多くの検索結果がヒットするので、日本人にとっては、利用しやすい検索エンジンの一つでしょう。

goo検索

URL:https://search.goo.ne.jp/

goo検索は、NTTレゾナントが運営する検索サービスです。

検索アルゴリズムはGoogleを採用しており、中国国内で利用することができます。だからGoogle検索の代わりとして活用することができます。若干使用感で遅く感じることもありますが、中国では重宝しそうです。

Googleの検索結果と比較しても、同じ検索結果がきちんと表示されています。中国では、無理にGoogleへのアクセス方法を探すのではなく、goo検索を活用する方が簡単ですね。

ロシアの検索エンジン、YANDEX

YANDEX(ヤンデックス)はロシアで最大の検索エンジンです。YANDEXも中国国内で利用できる検索エンジンの一つです。

URL:https://yandex.com/

日本ではあまり聞きなれない検索サービスかもしれません。しかしロシアでは、YANDEXはインターネット最大手企業であり、検索エンジンも老舗でGoogleよりも利用されているサービスです。ただし、日本語の検索にはあまり向いていないかもしれません。

日本語でも普通に検索ができますが、検索のキーワードによっては中国語サイトが検索結果に出てきてしまう場合もあるようです。

中国国内シェア断トツ!百度(バイドゥ)

URL:http://www.baidu.com/

百度(バイドゥ)は中国最大の検索エンジンです。日本にも進出したことがありますが、現在は撤退しています。「百度」と書きますが、「ひゃくど」と読み間違えないようにしましょう。名前だけなら知っている方も多いと思います。

中国では、テンセントやアリババグループに次ぐ巨大IT企業でもあります。

中国国内では、検索エンジンとして約70%のシェアを誇り、世界でもGoogleに次いで世界2位に利用者の多い検索サービスとなります。

月間で6億人のユーザーに活用されており、1日の検索回数は約100億回にものぼります。(参考:百度Japan:https://www.baidu.jp/info/ad/

「百度(バイドゥ)」は「中国のGoolge」とも呼ばれ、検索エンジンのほかにもSNSや地図、ニュース、天気、動画サイト…など様々なITサービスを提供しています。

更に、法人向けのサービスも充実しており、リスティング広告はもちろん、インフィード広告やGoogleアナリティクスのような分析サービス「百度統計」やアンケートサービスもあります。中国検索ユーザーのほとんどにリーチできることから、中国のマーケティングで重宝されるサービスといえます。

最近では、バイドゥは検索エンジンだけでなく、AIや自動運転技術にも力を入れており、Googleとはまた違った尺度でのサービス拡大が楽しみな企業でもあります。すでに自動運転の分野では世界50社の自動車企業と提携もしており、自動運転の技術提供企業としての注目を集めています。日本では、検索エンジンとしては浸透しませんでしたが、別の分野で名前を聞く機会が増えてくるかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。中国のインターネット事情は日本やアメリカとは全く違う環境になっています。「金盾(グレートファイアウォール)」という特殊な環境の中で育っているサービスもあり、中国ならではの文化が見られると思います。

中国への旅行や出張の際には、事前に準備しておくことをオススメします。それに中国国内で使えるサービスを利用することで、中国の内面をさらに深く知ることが出来るかもしれません。

■参考

中国IT情報国 Google(グーグル)が中国で使えない!の対処法

中国IT情報国 中国でまだ使える検索サイト7つ!-Yahoo! JAPANの検索規制のあと

ぺキチンの西安生ガイド 中国生活ガイド

eccLab 【中国】Baiduの今後の事業戦略について語る ー モバイル、AI、広告

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