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カウチサーフィンはなぜ人気?その仕組みと理由に迫る

世界中が観光ブームで湧き上がる中、日本はアジアの中でも最も人気のある観光地として注目されるようになってきています。

多くの観光客が海外から訪れるのは良い兆候ですが、彼らにとって欠かせないのが宿泊施設の問題です。

特に東京など、少ない土地に人口が密集しているような場所では宿泊施設の不足が問題視されており、その解決策が待たれています。

カウチサーフィンは宿泊客とホストが直接やり取りすることで成立する宿泊サービスで、日本でも観光ブームに合わせて浸透するのではと言われています。

カウチサーフィンとは

カウチサーフィンは非営利で行うことを基本とした、宿泊・コミュニティサービスです。

公式サイト:Couchsurfing: Meet and Stay with Locals All Over the World

世界最大の「ホスピタリティー・エクスチェンジ・ネットワーク」

カウチサーフィンは「世界最大のホスピタリティーコミュニティ」と言われることもありますが、端的に言うと旅人と彼らが宿泊するための宿を無償で提供するホストが繋がるためのサービスです。

相互的な思いやりを提供することを前提としたコミュニティであるため、金銭の支払いではなく、お互いの相性や相手の誠意などによって、宿泊場所の提供の可否やリクエストなどが行き交う場になっています。

2004年より開始したカウチサーフィンですが、今や世界200カ国に会員を有し、130万人を超えるメンバーが同サービスに登録されています。

カウチサーフィンの仕組み

カウチサーフィンは宿泊したい人(サーファー)と宿泊場所を提供する人(ホスト)の2者によって構成されており、サーファーがホストに直接コンタクトを取ることで、宿泊できるかどうかが決まります。

この可否についてはホスト側の独断で決めることができますが、その際に役立つのがプロフィール情報です。

名前や本人の写真、出身地に使用言語、他のメンバーからの評価など、リクエストしたサーファーが良心にしたがって行動ができるかどうかなどをホスト側は知ることができます。

カウチサーフィンでは料金が発生しない代わりに、家事の手伝いなど、ちょっとしたホスピタリティをホストに提供することによって関係を成立させることが最大の特徴となっています。

どういう条件かはホストによって異なりますが、泊めてもらうお礼を善意で返すことができるのはユニークなシステムと言えるでしょう。

カウチサーフィンが人気の理由

次に、なぜカウチサーフィンが多くのユーザーを集めているかについて考えていきましょう。

無料宿泊が可能

カウチサーフィンが人気の理由としては、やはり無料で宿泊が可能な点が大きいと言えるでしょう。

気持ちばかりのホスピタリティをホストに提供しないといけないとは言え、ひとり旅のようにできるだけお金をかけずに世界を旅したいという人にとってはこれ以上ないコストパフォーマンスを発揮してくれます。

現地の人との交流

カウチサーフィンはホテルの宿泊とは異なり、ホストを含めその近所の人たちなど、現地の人々との交流が前提となるサービスです。

そのため、その土地の多くの人たちと知り合いたいという旅人にとっては、無料で泊まれるということ以上に価値のある体験となりますし、ホスト側としても、多くの旅人を自宅などに呼ぶことができるため、毎日新しい体験を得ることができます。

カウチサーフィンの最大の魅力は、ここにあるとも言えるでしょう。

セキュリティも充実

また、無料で宿泊できるとなると、金銭や犯罪のトラブルが発生することも少なくありません。

カウチサーフィンのサービスにおいても過去に何度もそういったトラブルがありましたが、トラブルを回避するために行くつかのシステムを導入しています。

一つは評価システムによって、そのホストやサーファーがどのような人物かを他の接触したメンバーからコメントを受けることができます。これによっておおよその安全性をはかることが可能です。

二つ目が身分確認で、クレジットカード情報などを登録しているユーザーに限り宿泊可能など、ある程度オプションでサーファーとホストの身分を運営側で確認してもらうことが可能になります。

三つ目はヴァウチングと呼ばれる独自の保証サービスです。これは知り合ったメンバー同士でお墨付きを与える保証サービスで、別のメンバーという第三者がしっかりとその人間性を評価することで得られる信頼の証です。

これが有るか無いかで人柄を判断できるのはカウチサーフィンならではと言えるでしょう。

カウチサーフィンとAirbnbの違い

カウチサーフィンは日本人にはあまり馴染みがありませんが、それ以上に人気なのはAirbnbです。

無料か有料か

AirbnbもCtoCで旅行者に宿泊施設を提供できるサービスですが、こちらはカウチサーフィンとは違って、有料で施設を提供するサービスです。

有料とは言えホテルに泊まるよりははるかに安い価格で施設が提供されるので、ホテルよりはコストを抑えることができるのが魅力です。

そのため、ただひたすらに旅を続けたいという人は無料で宿泊が可能なカウチサーフィンを、家族や友人などと、気軽に旅行を楽しみたいという場合はAirbnbをという使い分けを行うことができるでしょう。

カウチサーフィンの重要性

カウチサーフィンのように、宿泊場所を提供するサービスの重要性は、日本でも少しづつ高まりを見せるようになってきています。

日本のインバウンド需要の高まり

日本は毎年これまでに無い勢いで海外からの観光客が増加していることもあり、どこへいってもインバウンド観光客でごった返しているということも珍しくありません。

東京や大阪、京都といった交通の便がよく、知名度も高い場所では日本人よりも外国人の方が多いというケースもよく見られ、ここ数年で観光地の様子は大きく変わったと言えるでしょう。

最近では日本人がいかないような秘境を訪れる外国人観光客も増えており、今後は人気スポットだけでなく、日本全国の観光地に外国人が詰めかけるということも十分に考えられます。

宿泊施設の不足が懸念

そして、観光スポットに人が集中するだけなら良いのですが、問題なのは宿泊施設の不足も発生しつつある点です。

特に2020年は東京オリンピックが開催されるため、東京には国内外から多くの観光客が集中的に詰めかけます。

海外の旅行者のみならず、日本の旅行者も宿泊施設不足に悩まされ、観光客は宿泊場所不足に頭を抱え、それに付随して出張などのビジネス目的で訪れている人たちも困窮してしまうことが懸念されています。

ホテルなどの宿泊施設は、建設にも時間がかかるだけでなく、施設を設置するための場所を確保するのにも多くのコストを要します。

そこで既存の施設や民家を宿泊施設に転用できる、カウチサーフィンやエアビーアンドビーの存在が重要になります。

宿泊施設の不足に即応的に対応できるサービスとして、カウチサーフィンはその一つとして選択肢に入れることができるでしょう。

おわりに

カウチサーフィンは相互扶助の精神から誕生した宿泊サービスです。

しかし現在は、インバウンド需要の高まりによって、宿泊施設を安全に見つけるための手段の一環としても注目することができます。

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