
SNSが発達したことで、今や消費者にアプローチする方法は非常に多様なものとなってきました。
SNS上で高い影響力を発揮するインフルエンサーを用いたマーケティングはその際たる例とも言えますが、老若男女を問わず広く知名度を誇っているのがYoutuberの存在です。
日本の小学生にもなりたい職業として選ばれるYoutuberですが、海外に目を向けると、日本よりもさらに発信力のあるYoutuberも数多く存在しています。
Contents
世界中で盛り上がるYoutuber文化
動画共有サイトのYoutubeを通じて自主的に発信を行うYoutuberは、日本国内以外にも世界に数多く存在します。
Youtubeのユーザー数はうなぎのぼりに
2005年に始まった動画共有サービスのYoutubeですが、今やインターネットユーザーとは切っても切れない存在となり、ユーザー数は未だ増加中にあります。
公式発表によると、現在Youtubeに登録されているユーザー数は10億人を超えています。世界人口の7人に1人がYoutubeを利用しているという事実だけでもすごいのですが、インターネットユーザーに絞ると3人に1人という、驚異的な割合になります。
参考:Youtube「YouTube ブランドの使用について 」
Youtubeはアカウントを作らなくとも動画を視聴することができますから、事実上、インターネットを使う人にYoutubeを利用していない人はいないということになるでしょう。
まさに現代人には欠かせない存在となっているのがYoutubeなのです。
コンテンツはユーザーから無限に生まれる
SNSは全てそうなのですが、Youtubeはコンテンツの制作はユーザーが全て行ってくれるため、広告収入などを分配するだけで運営が可能という点でも非常に優れています。
サービス運営者の多くはコンテンツをどうするかで頭を悩ませることになるのがほとんどですが、Youtubeはあくまで場を提供するだけのプラットフォームサービスなので、優れたYoutubeのサポートと開発に力を入れるだけで成り立ちます。
10億人ものユーザーを抱えるサービスですので、際限なくコンテンツは生まれるものです。また、簡単な編集ソフトや投稿支援サービスなど、自前でツールを持たないクリエイター向けのサービスも充実が進んでいるため、今後クリエイターのハードルはますます低くなっていくことになるでしょう。
視聴者は若年層が中心だが
そして、Youtubeは10~20代の若年層を中心に人気のあるサービスであるという点も特徴です。
もともとSNSというサービス形態自体、若年層が集中しやすいサービスでもありますが、10~20台で利用率は9割を超え、30~40代においても8割を超えているため、特に若年層に影響力の高いサービスであることが伺えます。
ただ、50代のユーザーも60%、60代においても32%のユーザーが存在しているため、インターネットに疎い世代にもアプローチに成功しているサービスと言える点がYoutubeの特徴です。
参考:動画アカデミー「YouTubeの視聴者を知ろう!年齢層や性別を分析するコツ」
Instgramとなれば60代のユーザーは4%にまで落ち込むため、その他のSNSと比べれば、非常に幅広い層に受け入れられているサービスと言えるでしょう。
日本と海外のYoutuberの間に生まれる相違点
次に、国内外のYoutuberの間に存在する相違点についても見ておきましょう。
発信力の違い
国内のYoutuberは日本語コンテンツがメインとなるため、英語圏のYoutuberよりも発信力に劣ってしまう点が挙げられるでしょう。
日本人がメインターゲットとなると日本語を使わざるを得ないため、この点に関しては仕方がないとも言えますが、最近では英語字幕をつけるなどの取り組みも見られるため、少しづつ海外のユーザーに向けたアプローチも進んでいる様子が伺えます。
逆に英語圏のYoutuberは世界共通語となるため、世界中のユーザーに初めから難なくアプローチできるのが強みです。
マスに対する発信力は非常に強いと言えるでしょう。
ローカルな話題を各国から発信
実は海外と国内ではそこまでYoutuberが取り上げているコンテンツにおいては違いがなく、ゲーム実況やガジェット紹介、チュートリアルなど、言語や伝え方が違うだけで、中身そのものは同じということも珍しくありません。
ただ、アメリカのレストランの紹介や、ドイツで人気のおもちゃの紹介など、地域性の高いコンテンツは日本では見ることができないため、そういった違いは明らかになりやすいところでもあります。
日本について語ってくれる海外のYoutuberも

海外のYoutuberの多くは自国のなかで完結したり、自分の国の話をすることがほとんどですが、中には海外に住んでいながら日本のことを伝えてくれるYoutuberも存在します。
Langfocus
日本関連のコンテンツ発信の中で多いのが、こういった日本と別の国を比較するといった講義系のYoutuberです。
アカデミックな内容だけあり、印象だけで話すのではなく、きちんと客観的に日本を紹介してくれるため、日本人にとって為になるコンテンツも少なくありません。
Sharoona
あるいは旅行系のコンテンツで、実際に自分が行った時の感想などを素直に述べてくれるタイプのYoutuberも人気です。
Youtuberにはキャラクター性の強さで人気を博する人たちも少なくないため、彼ら自身の言葉を視聴者は求めているという場合もあります。
そういったユーザーには、テレビではなかなか難しい、歯に衣着せぬ意見が刺さることになります。
おわりに
Youtuberとは一言で言っても、ためになるような情報を発信する真面目な人たちもいれば、コメディアンのように面白い物言いで人気を集める人たちもいます。
Youtuberとのコラボレーションを考えている場合は、彼らのキャラクター性を理解するところから初めてみるのが良いでしょう。
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