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ナイトタイムエコノミーで訪日客の顧客満足度を上げるには?

ナイトタイムエコノミーとは、日没から翌朝までに行われる経済活動のことです。
「終電の時間だから帰る」
みなさんも、そんなフレーズを1回は使ったことがあるのではないでしょうか?
実は、世界的に見ると、日本の夜は海外に比べて娯楽が少ないんです!
訪日外国人の中には、夜にすることがなくて困っている人もいるほど。
そこで、注目されているのがインバウンド対策の「ナイトタイムエコノミー」です。 
今回はナイトタイムエコノミーの意味や事例を紹介します。

ナイトタイムエコノミーって何?

まず、ナイトタイムエコノミーの意味について説明します。
英語を直訳すると夜中の経済を意味しますが、国際カジノ研究所所長・木曽崇氏の定義は以下の通りです。

「居酒屋やナイトクラブなど、一般的に夜遊びをイメージするものだけでなく、夜間医療や24時間体制で私たちの生活を支えるインフラなど、日没から翌朝までに行われる経済活動の総称」

つまり、日没から夜明けまでの全ての経済活動ということです。
ナイトタイムエコノミーが活発なアメリカやイギリスでは、美術館や博物館などの施設が夜遅くまで会館していたり、ミュージカルやショーなどが19~23時と遅い時間に公演されていたりします。

しかし、日本では夜遅く楽しむことができるのは飲食がメインです。
夜の時間帯に消費を促すのがナイトタイムエコノミーの考え方なので、訪日外国人の消費を増加させるために、もっと夜間を活用することは有効と言えるでしょう。

ナイトタイムエコノミーにおける日本の現状

ここでは、ナイトタイムエコノミーが日本ではどのくらい浸透しているのか紹介します。
また、日本の夜の時間帯が、訪日外国人から見てどう映っているのかも紹介するので、インバウンド対策を考えている企業は参考にしてみてください。
それでは、順に説明します。

日本の現状

日本のナイトタイムエコノミーの現状は、まだ浸透しているとは言えません。
東京の都心であれば、多くの人が眠りにつくころでも活気がありにぎやかですが、それ以外の観光スポットでは、飲食店でも夜8時ころから閉まり出します。アミューズメント施設でも遅くても23時には閉まるので、ほとんどの訪日外国人はホテルで夜の時間をのんびり過ごしているのではないでしょうか。

そのため、訪日外国人がお金を消費する場が少ないので、日本経済の発展のために重要なインバウンド消費が十分に活かせていない現状なのです。
旅行の消費額はたった3%程度しかないので、訪日外国人が増えてもインバウンド消費が爆発的に増加するわけではありません。
したがって、現在活用されていない夜の時間帯の活動の普及が必要でしょう。

外国人から見た視点

訪日外国人の中には、日本のナイトタイムエコノミーに対して不満を抱いている人もいます。
その理由は、日本での消費傾向がモノの消費からコトの消費に変化しているからです。インターネットの普及により、外国からでも簡単に日本製のモノを購入することができるようになりました。

そのため、日本に訪れたら買い物を楽しむよりは日本の伝統的な文化や現地の人との触れ合いを楽しむなど、日本での体験にお金を使う外国人が増えているのです。

しかし、現状は終電を気にしなければならなかったり、夜遅くなれば営業終了したりと、1日中楽しむことができません。時間を目いっぱい使って日本を楽しみたいという外国人にとっては、活動できる時間が限られていることに不満を抱いても仕方がないです。
もう少し夜の経済活動が盛り上がることで、日本の観光に満足する外国人も増え、日本に府再びるのではないでしょうか。

ナイトタイムエコノミーの進め方

ここでは、ナイトタイムエコノミーの進め方について紹介します。
現状の日本ではナイトタイムエコノミーは浸透しておりませんが、東京を中心に夜間の経済活動に取り組んでいる地域もあるんです!
日本や海外のナイトタイムエコノミーの事例を紹介するので、今後夜間の活動を視野に入れている企業は参考にしてみてください。

日本の事例

まず参考に、日本のナイトタイムエコノミーの事例を紹介します。
今回紹介する事例は以下の5つです。

  1. 東京スカイツリーや東京タワーの夜景鑑賞
  2. 東京湾クルージング
  3. 銀座スカイラウンジ
  4. ビルボードライブ東京
  5. ロボットレストラン

観光客が集まりやすい地域は参考にしてみださい。

東京スカイツリーや東京タワーの夜景鑑賞

東京の夜景スポットといえば、東京スカイツリーや東京タワーをイメージする人も多いのではないでしょうか。
東京スカイツリーの営業時間は夜の22時までなので、展望回廊から足元いっぱいに広がる東京の夜景を楽しむことができます。

また、東京タワーは23時まで営業しており、展望台からのパノラマは圧巻ですよ。そのため、夜景を見に来る訪日外国人がたくさんいます。

東京湾クルージング

東京湾クルージングでは、21時30分から22時30分まで、フリードリンク付きのナイトクルーズを実施しています。
老若男女問わず、幅広い世代から支持を得ており、利用する外国人も多いです。
東京湾に限らず、他の東京エリアや神奈川では、ナイトクルージングを積極的に行っており、21時や22時からスタートなので、遅い時間までクルージングを楽しむことができます。

銀座スカイラウンジ

銀座スカイラウンジは有楽町にある「東京交通会館」の最上階のレストランで、東京の夜景を楽しみながら食事をすることができます。
また、銀座スカイラウンジには約80分間、360度回転する空中フロアもあるので、外国人にもおすすめのスポットです。
「恵比寿ガーデンプレイスTOP OF YEBISU」や、「天空 LOUNGE TOP of TREE」は23時30分まで営業しているので、時間を気にすることなくゆっくり夜景を楽しめます。

ビルボードライブ東京

毎日違うアーティストのの演奏を楽しむことができるビルボードも、夜の営業を実施しています。
平日は22時、土日は20時まで営業。
100年以上の歴史を持ち、世界でも信頼されている音楽ブランドなので、訪れたいと思っている外国人も多いかもしれませんね。

ロボットレストラン

新宿歌舞伎町にあるロボットレストランは、最後のショーが21時45分と遅めにスタートします。
日本の最先端テクノロジーを体験できる近未来的なレストランなので、外国人からも人気が高く、遅い時間にも対応しているので訪日外国人も訪れやすいのでしょう。
年間来場者12万人の内、ほとんどが外国人なので、見事インバウンド対策に成功しているのではないでしょうか。

「ロボットレストラン」のインタビュー記事はこちら↓

■参考 訪日ラボ ナイトタイムエコノミーとは?インバウンド対策の新トレンド・最新&先進事例【国内外】
https://honichi.com/news/2018/12/12/nighttimeeconomy/

海外の事例

続いて海外のナイトタイムエコノミーの事例を紹介します。
ここでは、紹介する事例は、ナイトタイムエコノミーが活発なイギリスとアメリカです。
日本では考えられない事例もありますよ。

イギリスの事例

イギリスのロンドンでは、なんと地下鉄が24時間運行を実施しています。
日本では帰宅手段がなくなることを恐れて、早めに帰路につく人も多いです。
イギリスのように24時間家に帰る手段があれば、夜の時間を気にすることなく楽しめますよね。

アメリカの事例

アメリカ・ニューヨークの人気観光スポット、ブロードウェイのショーの開演が20時以降と遅いです。観客は終電を気にする必要がないので、心置きなくショーを楽しむことができます。
東京でも開演時間を遅らせるなどの取り組みは実施されつつありますね。

まとめ

ナイトタイムエコノミーは、日没から翌朝までに行われる経済活動を意味します。
しかし、まだ日本では東京以外では浸透しているとは言えない状況です。
夜の経済活動がもっと活発になれば、インバウンド消費を増やすことができ、日本の経済が潤うことになります。
今後、有名観光スポットは夜の営業体制を整えることが求められるので、訪日外国人が多い地域は営業時間をずらすなどの取り組みをしてみてはいかがでしょうか。

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