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観光からビジネスまで!訪日インド人の特徴

今、日本は世界中から観光客が集まる注目の観光国家になりつつありますが、中でも多くなってきているのが訪日インド人の数です。

東南アジアや周辺国に比べると距離はあるものの、日本を訪れるインド人の数は増加傾向にあり、彼らの特徴を理解することができれば、より的を得たおもてなしを提供することにもつながります。

今回はそんな訪日インド人の概要や、彼らが日本を訪れる理由などについてご紹介していきます。

増加傾向にある訪日インド人

まずは、日本に訪れるインド人がどれくらいの数にのぼるのかを見ていきましょう。

訪日数は過去最高を記録

かねてより訪日客数は多かったインド人ですが、2015年には10万人を記録し、2018年は年間で15万人以上と過去最高を記録しました。

参考:FUN JAPAN LAB「インド人インバウンドの特徴|FUN! JAPANアジア訪日外国人観光客データ」

また、2018年は月間でも1万7千人の訪日者数を記録し、月間としての過去最高記録も達成しました。月間の訪日者数は前年比で2桁増で伸長しており、今後もさらに増加していくことが予想されています。

訪日インド人客の多くは個人旅行

海外旅行へ行く場合、ツアーなど団体旅行と、旅行者が各自でセッティングする個人旅行の2種類があります。

上のデータを参考にすると、日本を訪れる約82%のインド人は、個人旅行を選択しています。この数字はインバウンド観光客全体の数字を見ても比較的高い割合に属しており、全体平均が76%であることを考えると、インドでは日本旅行の際には個人で行くのが主流となっている様子が伺えます。

団体旅行客と、個人旅行客では旅行のスケジュール感覚は大きく異なるため、それぞれに生まれる消費の傾向にも違いが生まれます。

インド人の多くは千葉県、つまり東京ディズニーランドを訪れるという数字も明らかになっており、ディズニーランドへ行ってから、東京で買い物をして帰るという旅行プランがここから推測できます。

インド人の千葉県と東京を訪問する割合は90%近くに達し、3位の大阪の48%を大きく上回っています。ディズニーランド近辺の宿泊施設や商業施設の拡充はもちろんのこと、交通アクセスの良いエリアにおけるインド人向けのサービスの必要性は、こういった数字から見いだすことも可能でしょう。

なぜ訪日インド人の数は増えているのか

次に、なぜ訪日インド人の数が増加しているかについて考えていきます。

経済成長

1つは、インドにおける経済成長が顕著になっている点が挙げられます。

インド人観光客が増加していることもさることながら、一人当たりの消費額もここ数年で大きく上昇しました。

参考:訪日ラボ:データでわかる訪日インド人

2018年には訪日インド人の年間消費額が249億円を記録し、2014年の1.7倍にも上る数字となっています。一人当たりの消費額は16万円を超えており、日本国内の消費にかなり積極的である様子も伺えます。

インドのGDPは2018年には8%の成長が見られ、現地での消費活動も活発になっていることから、一般レベルでの消費も積極的になっていることがわかります。富裕層だけでなく、中間層が成長したことによる、インドからの訪日客は増加、一人当たりの消費額も平均値が中央値に近づいていることも考えられるでしょう。

ただ、2019年に入ってインド経済の成長率はピーク時に比べて大きく落ち込み、上半期は5%という数字に低下しています。

この数字がすぐに国民の経済力に影響を及ぼすとは限りませんが、これからも際限なくインド人旅行者が増えていくとは言い難い局面に入っていることは注意しておきましょう。

観光とビジネスの両方で繋がりは強化

ただ、観光客以外にもビジネスの用事でインドから日本へやってくるという人も増えてきています。

日本は現在深刻なエンジニア不足に直面しており、積極的に海外市場からの人材の引き抜きも各企業で進んでいる段階です。

日本企業が積極的にインドに拠点を設置しているということも相まって、インドから日本に仕事目的で渡航・移住する人もこれからは如実に増えていくことが予想されます。

観光客とは違い、ビジネス目的で日本にやってくるインド人は、宿泊費や飲食費の比重が大きくなる傾向も見られます。ビジネス目的のインド人、観光目的のインド人と、同じ国からの渡航者とはいえ、業態によっては彼らの目的に応じたサービスを使い分けながら提供するということも求められることになっていきそうです。

訪日インド人の消費の特徴

訪日インド人全般の消費の傾向について、整理してみておきましょう。

季節は春に集中

上の訪日ラボのまとめによれば、訪日インド人は、全体的に4月に日本を訪れる傾向にあるようです。これは気候が年間を通して最も過ごしやすいからということが考えられ、9~11月の秋の季節も訪日客の増加がみられます。

逆に2月のように寒さの厳しい季節は著しく訪日インド人の数は減少するため、インド人向けの施策を行うには春や秋といった過ごしやすい時期に行うのが良いでしょう。

インドは日本に比べて暑い国であるため、サマーシーズンに日本でよく売れるアイテムは、インド人向けの販売促進にもつながると考えられます。

一方、冬服や鍋など、寒い季節に楽しむ商品やサービスは、彼らにとってもそこまで魅力的に映らない可能性もあります。

菓子や衣類など、日用品を買うことが多い

訪日インド人がお土産として最も手に取るのは、菓子や衣類といった、日常的な品々です。日本製品の信頼性は現地でも非常に高く、お菓子の味のクオリティは世界でもトップクラスと言われています。

お土産用のものでもなくとも、スーパーやコンビニで売られているお菓子も彼らにとっては魅力的で、訪日インド人が最も買い物をする場所としても選ばれています。

奇をてらったものよりも、日本人でも何気なく手に取るようなものを彼らに届けてあげることができれば、非常に喜ばれるでしょう。

滞在日数は中長期に集中

インドは日本から中国や韓国などよりも距離があるため、訪日インド人の滞在日数も1週間以上の中長期滞在になることがほとんどです。

1つの宿泊施設を拠点に様々な観光スポットなどを歩いてみて回るタイプや、日本国内を転々としながら見て回るというタイプも想定できます。

何れにせよ、訪日インド人は宿泊費に最も大きな比重を置いて消費を行っているため、中長期滞在者向けの宿泊プランや、お得になるサービスなどを提供することができれば、大いに喜ばれることになるでしょう。

おわりに

インバウンド観光客とは一言で言っても、どこの国から訪日しているかによって、彼らの消費動向や観光のプランは大きく異なるものです。動向を見極め、適切なおもてなしができるよう、あらかじめ様々な施策を考慮しておくのが良いでしょう。

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