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中国のEC企業ネットイース(網易)とは?

ネットイース(綱易)とはメディアやECサイト、インターネットゲームの開発を行う中国のIT企業です。日本でも話題になり、なじみのあるインターネットゲーム「荒野行動」「陰陽師」「第五人格」を運営しているのもネットイースです。

また、ネットイースが運営する越境ECサイトである「ワンイー・カオラ」は日本製品を求める多くの中国ユーザーが利用しています。そのため、中国のECサイトで自社製品の売り上げを伸ばしたいと、感じている方はワンイー・カオラを出店先の候補に入れてみてもいいかもしれません。

本記事では、それらの運営会社であるネットイースについての理解を深めるために、ネットイースやワンイー・カオラなどについて説明します。

ネットイースとは

ネットイースとは中国のIT企業です。前述したとおりインターネットゲームの開発や越境ECサイトも運用しています。もともと、ネットイースはポータルサイト「綱易」を運営していました。

設立は1997年で、もともとはフリーメールとポータルサイトのサービスを提供したことが、事業の始まりで最近では特にモバイルゲームやオンラインゲームの開発に力を入れています。

ネットイースは中国で

  • テンセント
  • sina
  • SOHU

と共に、中国4大ポータルサイトと呼ばれています。

フリーメールサービスやポータルサイトの他にも、検索ポータルサイト「有道(Youdou)」も運営しています。さらに2010年にはアプリ「綱易ニュース」やオンライン講座「网易公开课」をリリース。

日本では先にも紹介した人気ゲーム「荒野行動」「陰陽師」「第五人格」の運営をしていることで知られています。

日本では2017年に日本支社を立ち上げていますが、それ以前にも越境ECサイト「ネットイースコアラ」との業務提携を行っています。

ネットイースの子会社

ネットイース・ゲームス

ネットイース・ゲームスはネットイースの子会社で、中国のオンラインゲーム市場2位の会社です。現在はモバイルゲームの開発を主体としていますが、もともとはPCオンラインゲームでユーザーを獲得している会社でした。

運営が開始されたのは2001年からで、それ以降、順調に成長しています。2017年にリリースした「荒野行動」は日本でも大ヒットしました。また同年にリリースされた「陰陽師」もヒットを記録しています。

それ以前もオンラインゲームのヒット作として、アクションRPG「天下」や西遊記を題材にした「夢幻西遊」は大人気を記録しています。また2018年には非対称対戦ゲーム「第五人格」をリリースしました。

さらに2019年には中国初のポケモンゲームであるモバイルゲーム「ポケモンクエスト」の発売を発表。次々と人気作を世に出し続けているオンラインゲームの運営会社がネットイース・ゲームスです。

ネットイース・コアラ

ネットイースの子会社である「ネットイース・コアラ」は越境ECサイトの「ワンイー・カオラ」を運営しています。

ワンイー・カオラは中国ユーザーから非常に高い指示を受けている越境ECサイトです。その理由は「商品の質が良い」という点と「品揃えが豊富」という点です。

中国ユーザーの中でも、特にワンイー・カオラを使用する人は日本製品を購入したいというユーザーが多いことも特徴です。中国のECサイトと言えば、「京東」や「天猫」が有名ではありますが、その中でもワンイー・カオラは圧倒的なシェアを誇っています。

実際にECサイトを利用するユーザー層は、サイトが取り扱っている商品によって分かれます。例えば化粧品や日用品、食材、日本製品などです。そのため、ワンイー・カオラは日本製品でシェアを伸ばしています。

さらに近年では日本との関わりも深く、戦略提携や業務提携も行っています。

ワンイー・カオラについて

越境ECサイトでは日本製品が多く出品されています。しかし偽物や不良品も多く出回っているという事実もあります、そのため日本製品を購入する中国ユーザーは製品が本物かどうか、質が高いかどうかを都度確認する必要があります。

また中国ユーザーは自国の企業や商品に対しても信頼度が低いことで知られています。ですから、どうしても商品の購入に慎重にならざるを得ません。

しかし、ワンイー・カオラはそんな中、偽物が少なく、質の高い製品を提供しているため、中国ユーザーの信頼も高く、越境ECシェアでNo.1を獲得しています。その結果、ワンイー・カオラは「質が高い」というユーザーの口コミを集め、さらなる人気を呼んでいます。

また特筆すべき点として、日本の代理店と提携を結んでいることも大きいです。提携先の日本企業は主に

  • 楽天
  • キリン堂
  • ラオックス

という日本でも知名度が高い企業です。

ワンイー・カオラと「楽天株式会社」は2016年に業務提携を結んでおり、美容関連の商品や健康食品など、中国人に人気の高い商品を取り扱っています。

「株式会社キリン堂」とは2017年に業務提携を結んでおり、化粧品や医療品などを中心に販売展開しています。ちなみに日本の医薬品は中国ではとても信頼度や人気が高いことで知られています。

「ラオックス株式会社」とは2018年に業務提携を結びました。ラオックスは主に化粧品や理美容家電、日用品を取り扱っています。その数は300種類で、今後多くの中国人ユーザーに使用されることが予想されます。

ワンイー・カオラで出店することのメリット

中国人ユーザーには日本製品を求めている人が非常に多いです。そのため日本製品を売るには格好のプラッフォームであると言えます。

そのメリットを紹介すると、前述したとおり、そもそも質の高い日本製品を求めている中国人ユーザーが数多く存在するので、もう出来上がっている市場に参入することになります。新しく市場を切り開いていく場合は、労力や時間もかかりますが、その点は大きなメリットと言えます。

さらに、日本製品を購入したいというユーザーがすでに利用しています。越境ECサイトでは、サイトによっては韓国やアメリカなどの他の国の企業も出品しています。そのため中国人のユーザーは越境ECサイトごとにニーズを合わせて購買活動を行っています。

ワンイー・カオラはすでに日本製品を豊富に取り扱っている、ということが中国人ユーザーの中で認知されています。

また、2019年5月には日本の代理店であるマーケティング会社「株式会社ピエラ」と業務提携を行っています。これにより、日本の代理店を通して出店ができるようになりました。

中国国内向けEC「Yanxuan」(网易严选/網易厳選/ワンイーイエンシュエン)

ネットイースはさらに中国人向けECサイト「Yanxuan」(网易严选/網易厳選/ワンイーイエンシュエン)も開設しています。このサイトはアディダスや無印良品の製品を手がけた生産会社が、ブランド名をはずした良質な品を安く提供することをコンセプトとしています。

まとめ

メディアやECサイト、インターネットゲームの開発を行う中国のIT企業であるネットイースについて紹介いたしました。

ネットイースはオンラインゲームの開発や、越境ECサイトなどの事業を手がけており、市場シェア率も高く、今後も成長が見込まれる注目の企業です。越境ECサイトであるワンイー・カオラは日本製品を主体として取り扱い、多くの中国人ユーザーが利用しています。

今後、中国人ユーザー向けのビジネスを考えている場合は、ワンイー・カオラでの出品を検討してみるのも良いのではないでしょうか。

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