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OTA(Online Travel Agency)とは?その役割と重要性

観光旅行業が盛んになってきた今、現場に携わる人たちが使う専門用語も一気に増えました。その中でも代表的なのがOTA(Online Travel Agent)です。

この記事では、OTAの意味や、その日本での役割を解説します!

OTA (Online Travel Agent)とは

OTAとは、英語でOnline Travel Agent(オンライン・トラベル・エージェント)の略です。言葉の通り、オンライン、つまりネット上の旅行代理店のことです。旅行代理店といえば、JTBやHISなど、店舗型の代理店をイメージされる方も多いかと思いますが、今はネットで旅行プランを選べる時代です。それとなく使っている人も多いと思いますが、ネット社会になり、特にスマホの利用が増えたことにより、当たり前のような存在になっているのがOTAなのです。OTAはインターネット上で旅行商取引を完結できる、という点が特徴的です。

日本にあるOTAといえば、代表的なのが「楽天」や「じゃらん」、「るるぶトラベル」などがあげれます。皆さんも一度は利用したことがあるのではないでしょうか?

それぞれのサービスでアカウントを持っているなんてこともありそうですね。

それでは、今の時代におけるOTAの価値とその役割をみていきましょう。

なぜ今OTAが重要なのか?

OTAはインターネットの普及に伴いすさまじいスピードで成長するビジネスです。インターネットの普及と人の行き来が容易になりつつある社会では、さらにOTAの利用幅が広がっています。また、スマホなどの携帯端末で簡単に予約ができたり、民泊などの新しい市場とのシナジーも大きく、様々なサービスとの相互関連性が大きい分野といえます。

さらに、中国ではOTAの利用が90%を超えるなど、国外からの観光客はOTAを利用する可能性が今後非常に高くなってきます。そのため、海外からの顧客を獲得するならば、注視すべきサービスなのです。

日本にあるOTA

楽天トラベル

参考:楽天トラベル

「楽天トラベル」は楽天が運営するOTAです。2001年3月30日にサービス開始しています。「楽天」といえば、ネットショッピングの楽天市場ですが、楽天はその他にも様々なオンラインサービスを展開している会社です。その中の一つが「楽天トラベル」であり、楽天サービスはすべてのサービスで楽天ポイントが貯まるので、楽天のアカウントをもっているだけで様々なサービスと併用できることが魅力となっています。特に楽天市場での買い物を多くする人や楽天のクレジットカードを持っている人なら、楽天トラベルを利用したことのある人も多いのではないでしょうか。併用できるだけでなく、旅行は単価が高く、ポイントの還元率も高いため、楽天トラベルは日本でも注目のOTAと言えるでしょう。

また、国内外の旅行はもちろん、ツアーやレンタカー、高速バスなど利用の幅が広いラインナップの多さも特徴的なので、その充実性から国内でも利用者を伸ばしています。

2019年5月27日のPRTIMESの記事では、利用者が1,000万人に上ったキャンペーンの実施をPRしています。旅行サービスという点だけを考えればかなりの利用者数ですね。

じゃらん

参考:じゃらんnet

「じゃらん」はリクルートライフスタイルが運営しています。もともとは旅行専門誌として1990年に刊行されており、リクルートサービスの中でも意外と歴史の長いものになります。OTAとしては、「じゃらんnet」というサービス名で2000年の11月11日にサービスを開始しています。取り扱い金額は「楽天トラベル」よりも多く、国内においては老舗の大手OTAという立ち位置になります。じゃらんでも基本的にラインナップは多く、レンタカーや高速バス、航空券などの手配が可能です。もともと国内旅行の観光雑誌だったということもあり、国内旅行を中心に利用が多いようです。

るるぶトラベル

参考:るるぶトラベル

「るるぶトラベル」はJTBが運営するOTAです。2007年の3月1日にサービス開始しました。JTBはもともと店舗型の大手旅行代理店で、販路拡大のためオンラインサービスを展開したようですね。「るるぶ」といえば、これももともとは旅行専門雑誌がはじまりで、旅行ガイドブックとして有名です。第1号の刊行も1984年とじゃらんよりも早く旅行誌といえばという印象が強いのではないでしょうか。

るるぶトラベルはラインナップとしては国内旅行がメインとなっており、観光目的の他にも出張などのビジネス目的での利用も多くなっています。これはJTBという旅行代理店発の特徴ですね。

海外にあるOTA

Expedia

「Expedia(エクスペディア)」は、Expedia,Incが運営する世界規模の大手OTAです。国内旅行の数も豊富で、国内でも利用したことのある人は多いのではないでしょうか。

もともとはマイクロソフト社の旅行予約システム部門が独立した会社でした。日本でのサービス開始は2006年11月29日、グローバルで月に9,000万人が訪問しているかなりの規模の大きいOTAです。子会社に主要小会社にはホテルズドットコム、トリバゴ、HomeAwayを有しています。

アジアでのシェアも大きく、リゾート観光やレジャーの際に使うユーザーが多いのは特徴です。

Hotels.com

「Hotels.com(ホテルズドットコム)」本社はアメリカにあるExpedia,Incの子会社です。2008年11月にサービス開始しています。

エクスペディアグルーということもあり世界での認知は広く、月間5,300万人を超えるユーザーが訪問しています。世界60か国以上の大手ホテルチェーンやリゾートアパート、個人経営まで、網羅しており、世界のあらゆる宿泊施設を予約できることが特徴です。

Booking.com

「Booking.com(ブッキングドットコム)」はオランダに本社をおく、世界最大手のOTAです。世界70か国、198支店をもち、日本では楽天トラベルと提携し、一部在庫提供を行っています。1996年にサービス開始している老舗OTAです。宿泊予約のラインナップも多く、利用実績は世界トップクラスです。アイスホテルやツリーハウス、イグルーなど変わったかたちの宿泊施設も予約でき、利用幅も広い。物件掲載に関しても無料でできるので、アパートメントホストとしての利用もしやすいOTAです。

OTA企業の影響力

OTAはここ20年間で生まれた比較的新しい企業がほんとですが、インターネットの急速な普及にともない形を変え、すさまじいスピードで発展をしている分野です。最近では、Airbnb(エアビーアンドビー)やUber(ウーバー)などが展開している民泊の普及によりさらに今後形を変えていく可能性を秘めています。さらには、GoogleやAmazonなど、世界的なIT企業も同分野での展開が考えられているため、OTAとして育った企業は、これらのIT企業とどう共存、競合していくかがキモになってくるのではないでしょうか。また、従来の店舗型で運営する旅行代理店にも影響していくため、従来の旅行代理店は独自の分野を確率するかOTAと競合場面が増えていくことになりそうです。

海外OTAの注意点

海外のOTAは24時間サポートをしているところも多いですが、日本語での対応が難しかったり、なにかあった時の対応が不十分である可能性も充分にあります。ですので、予約前、旅行前に入念にプランを確認し、現地での行き先やホテルの連絡先を控えるなど、不慮の事態にも対処できるように心がけておくことが大切です。とはいえ、サービスが充実しているので、主要な旅行先であれば取り越し苦労で済むことの方が多いかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。普段何気なくつかっているOTAですが、調べていくとそこには様々なサービスとのシナジーや市場動向、時代の変化に伴う成長があり、目が離せない魅力的な分野です。旅行というだけあって、グローバルでの展開も早く、インターネット社会とも非常に相性がよく、目を凝らせばビジネスチャンスが転がっているかもしれませんね。

■参考

・PRTIMES

楽天トラベルの「楽パック」累計利用者数が1000万人を突破!最大100,000円分の国内ツアー向けクーポンが当たるキャンペーンを開催

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000194.000021228.html

・観光経済新聞 『宿泊予約サイト実態調査』

https://www.kankokeizai.com/image/2019/20190105_12.pdf

・ホテリエ 宿泊予約サイト(海外OTA)のまとめ・比較

https://www.hotelier.jp/global_ota

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