「アウトバウンド」と「インバウンド」の意味とは?その違いとは?

企業の海外向け施策や外国人観光客向けのマーケティングが盛んになってきた今、専門的な観光用語が増えてきました。

その中でも「アウトバウンド」と「インバウンド」という言葉を聞く機会が増えてきているのではないでしょうか?

今回は「アウトバウンド」と「インバウンド」の言葉の意味とその違いについて解説します。

アウトバウンドとは?

アウトバウンドという言葉には3つの意味が含まれます。

  1. 観光業界で使われるアウトバウンド
  2. テレマーケティング業界で使われるアウトバウンド
  3. 広告業界で使われるアウトバウンド

これらの業界で働いている人なら分かるでしょうが、全く違う業界で働いている人の中には、それぞれどういう意味で使われるのか検討がつかない人もいるしれませんね。

同じキーワードでも状況によって意味が変わるので、しっかり把握しておきましょう。

観光業界で使われるアウトバウンド

観光業界で働いている人は、アウトバウンドという言葉を海外への日本人旅行客または、日本人の海外旅行という意味で使います。

アウトバウンドのデータを調べればどこの国が人気でどこが穴場なのか知ることが可能です。

そのため、海外旅行を計画するときに、アウトバウンドをキーワードに旅先を決めると良いかもしれませんね。

テレマーケティング業界で使われるアウトバウンド

テレマーケティング業界でもアウトバウンドという言葉が頻繁に使われます。

テレマーケティングとはダイレクトマーケティングの方法の1つで、消費者に直接資料請求の申込みや販売促進を行うことです。

この業界のアウトバウンドという言葉は、個人や企業が自ら消費者に電話をして宣伝するという行動を意味しています。

つまり、消費者の商品への興味の有無を問わず、電話で積極的に宣伝するということです。

あまりにもしつこいと消費者から嫌がられるので、相手に話を聞いてもらえるようにトークを展開していく必要があるため、難易度は高いでしょう。

広告業界で使われるアウトバウンド

広告業界のアウトバウンドは、消費者の意志に関係無く勝手に目や耳に飛び込んでくるテレビCMやダイレクトメール、Webページを用いた広告宣伝を意味します。

宣伝効果をアップさせるために、消費者の記憶に残りやすいインパクトが強い宣伝の作成に力を入れている企業も多いです。

テレマーケティングとは異なり、1人ひとりにコンタクトを取らずに済むので、宣伝効率はアップするでしょう。

ただし、この手の宣伝広告は作業中に突然現れるものが多いので、人によっては不快な思いになることもあります。

インバウンドとは?

インバウンドはアウトバウンドの対義語で、こちらも3つの状況によって使い分けます。

  1. 観光業界で使われるインバウンド
  2. テレマーケティング業界で使われるインバウンド
  3. 広告業界で使われるインバウンド

確かに使う状況によって意味は異なりますが、アウトバウンドの意味が分かったらインバウンドの意味も分かるでしょう。

それでは順番に説明していきます。

観光業界で使われるインバウンド

観光業界のインバウンドは外国人日本旅行者もしくは、日本への外国人旅行客数を意味します。

アウトバウンドが日本人の海外旅行者を意味しているので、その逆です。

インバウンド需要やインバウンド消費という言葉は観光業界に携わっていなくても、ニュースなどで聞いたことがあるかもしれませんね。

訪日外国人が日本の文化や観光名所に対してどのくらい魅力を感じているのか、どのくらい経済効果をもたらすのか、という意味で使われることが多いです。

テレマーケティング業界で使われるインバウンド

テレマーケティングのインバウンドは、顧客や見込み客から電話を受信することを意味します。

アウトバウンドが消費者に個人や企業から電話をすることだったのに対し、インバウンドは消費者から個人や企業に対して電話をするということです。

つまり、アウトバウンドとインバウンドは企業と消費者のどちらが電話をするのかで使い分けます。

広告業界で使われるインバウンド

広告業界のインバウンドは、ブログやSNSなどのコンテンツにアクセスして閲覧できる宣伝広告を表します。

アウトバウンドとの違いは、消費者が自らの意志で見る広告かどうかです。

消費者の意志に関わらず得られる情報媒体をアウトバウンド、消費者が自分の意志で閲覧する情報媒体をインバウンドと言います。

インバウンドは消費者の好きなタイミングでアクセスできる魅力的なコンテンツを作ることが重要で、消費者に商品を購入したい、サービスを利用したいと思わせることがポイントです。

「アウトバウンド」と「インバウンド」の使い方

アウトバウンドとインバウンドという言葉は、使うシチュエーションによって異なる意味を表すので、ここではいくつか使い方のパターンを紹介します。

自分で使うことは少ないかもしれませんが、第三者が使っている場面に遭遇することもあるので、正しい使い方を知っておきましょう。

「アウトバウンド」の具体的な使い方

アウトバウンドは主に、海外への日本人旅行客か企業が顧客に質問や要求、宣伝をするときに使います。

例えば、旅行業界では「ハワイへのアウトバウンドが去年よりも増えている」と使うと、「ハワイへの日本人旅行客が去年よりも増えている」と解釈することが可能です。

また、「顧客から有益な情報を得るためには、アウトバウンドを考える必要がある」と使えば、「顧客から~には、顧客が答えやすいように質問内容を考える必要がある」というニュアンスになります。

使い分けるポイントは、観光業界なのかテレマーケティング業界なのか、しっかり話の内容を理解することが重要です。

「インバウンド」の具体的な使い方

インバウンドもアウトバウンドと同じように、話の軸が何の分野なのか把握しておく必要があります。

インバウンドは主に、海外からの外国人観光客や顧客からの質問・要求・クレームという意味で使われるので、どの業界の話なのか把握していれば、理解するのは難しくはないでしょう。

例えば、「来年は東京でオリンピックが開催されるので、お土産分野のインバウンド需要は大きく跳ね上がるだろう」と使えば、「来年は~ので、お土産分野の海外旅行者による売上は大きく跳ね上がるだろう」と読むことができます。

また、「近年気温が高くなっているせいで、クーラーのインバウンドが増えている」であれば、「近年~せいで、クーラーの需要が増えている」と解釈できるでしょう。

話の内容が機械の機能や整備に関することであれば、インバウンドを顧客からの要求やクレームに置き換えることもできます。

いずれにしても、どこに焦点をあてて話をしているか把握できれば、使い分けることができるでしょう。

アウトバウンドコールとは?

アウトバウンドという言葉はアウトバウンドコールとして使われることが多いので、ここではアウトバンドコールについて紹介します。

アウトバウンドコールとは企業が顧客に商品を宣伝するために行う電話のことで、営業電話という意味で使われることが一般的です。

商品に興味の無い消費者に電話をするので、話を聞いてもらえないことが多く、成約に辿り着くのは簡単ではないでしょう。

そのため、アウトバウンドコールを成功させるためには、徹底した市場調査など綿密な戦略が必要になります。

アウトバウンドコールの具体例

アウトバウンドコールと言えば、テレアポの営業電話を思い浮かべる人は多いでしょう。

確かに商品の売り込みが基本ですが、顧客のアフターフォローや市場調査を目的とした電話も行われるので、全てが営業電話ということではありません。

新規顧客を獲得する目的もあれば、既存顧客を大切にするための電話もあるということです。

インバウンドコールとの違い

インバウンドコールは、主に商品やサービスに対する問い合わせやクレーム、注文の電話を意味します。

アウトバウンドコールもインバウンドコールも電話を使った顧客対応を意味しますが、電話をかけるベクトルは逆です。

アウトバウンドコールは企業から消費者に、インバウンドコールは消費者から企業に電話をかけることなので、電話を発信する側がどちらなのか把握する必要があります。

まとめ

アウトバウンドとインバウンドの意味は、それぞれ大きく分けて3つです。

アウトバウンドとインバウンドはニュースや仕事上で度たび耳にするワードなので、しっかり意味の使い分けができるようになっておくことをおすすめします。

使うシチュエーションによって意味が異なるので、意味と使う状況をリンクして覚えておきましょう。

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