世界で勝ち抜くマーケティング分かる、見つかる

インド発の急成長企業OYOとは?

OYO(オヨ)は、インド発の不動産・ホテル事業を行っている企業です。2013年に設立して以来、わずか6年にしてインド、中国を始め世界80カ国に展開しています。日本にも2019年3月よりOYO LIFE(オヨライフ)というサービス名で、不動産事業の展開を開始しました。今回は、OYOがどのような企業なのかについて紹介します。

OYOとは?

インド発の格安ホテル予約サイトとしてスタートしたOYOの創業者は、現在25歳のインド人、Ritesh Agarwal(リテシュ・アガルワル)さん。

Riteshさんは18歳の時にPaypal(ペイパル)創業者であるPeter Thiel(ピーター・ティール)氏主催のティールフェローシップに参加した経験を持ちます。このプログラムは世界中の20歳以下の学生から20人のみが選抜され、10万ドルの出資及びティール氏より起業に関しアドバイスを受けられるというもので、その参加により早くからその才能を開花させていきました。

そして2015年、遂にソフトバンクグループが運営するソフトバンク・ビジョン・ファンドから1億ドルの出資を受け、またたく間に世界中へ事業を拡大させていきました。そして創業から6年、既に提供客室数は120万室にのぼり、世界第2位のホテルチェーンへと成長しています。

■  参考
MULTINESSソフバン×ヤフーの最強布陣『OYO LIFE』日本参入!初期費用ゼロの不動産サービス

https://multiness.net/multipleplaces/about-oyo-rooms/

事業概要

主にホテル事業・不動産事業を展開しています。ホテル事業としてホテルの1室あるいは丸ごと1棟の借り上げ、また不動産事業として空き部屋の賃貸契約を結び、それら客室にOYOブランドを与え、提供をしています。

独自のAIを活用することで最短での客室獲得を実現。大量のデータからなるアルゴリズムの活用により、客室もデザインや適正価格を導き出すことで顧客の支持を集めています。

OYOのサービス一覧

OYOは大きく2つのサービスに分かれます。1つは「ホテル事業」を展開する「OYO ROOMS(オヨルームズ)」。もう1つは「不動産事業」を展開する「OYO LIFE」です。それぞれサービスの形態が異なりますので、これら急成長のサービスについて、その特徴・長所を解説します。

OYO LIFE

「ヤフー」と共同設立した「TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN株式会社」が運営する日本市場向けの「不動産サービス」がOYO LIFEとなります。

OYO LIFEが従来の不動産会社と違う特徴としては、大きく3つあります。

①スマホ一つで契約完了 
②敷金・礼金・仲介手数料が0円 
③家具・家電、Wi-Fi完備

大家さんとOYO LIFEの間で最初に賃貸契約を結び、既に賃貸契約を結んでいる物件をOYO LIFEがサイトに掲載しています。そのため従来の煩雑な手続きが不要となり、契約に要する時間や費用の排除が実現しました。

また、元々は家具・家電、Wi-Fiが設置されていなかった物件に対しても、OYO LIFEがこれらすべての物件に対して自社投資をし、設置をしているため、入居者は手ぶらのままの状態で入居することができます。

他にも、50種類以上のサブスクリプションサービスを利用できる「OYO PASSPORT」が提供されています。初月は無料で、2ヶ月目以降は継続したいサービスのみ継続する、という形となっており、家の中ですべてが完結するようなサービスになります。

■参考
Softbank 新しい「住まい」の文化を日本に。OYO LIFEがイノベーションを起こす3つの理由

https://www.softbank.jp/biz/future_stride/entry/workstyle/20190730/

OYO ROOMS

インド、中国を始めとし、世界80カ国に展開している「ホテル事業」がOYO ROOMSです。ホテルの1室あるいは丸ごと1棟を借り上げ、それら客室にOYOブランドを与え、提供をしています。創業者がインド国内のホテルの不安定さから始めた会社であるという背景もあり、品質基準には特にこだわりを見せています。OYO独自の品質評価基準を満たした客室のみを掲載しているため、宿泊者からは高い満足度を得ています。

OYO LIFE Biz

2019年6月より、法人向けのサービスOYO LIFE Bizもスタートしました。

こちらは会社の「社宅」として、OYO LIFEの物件を利用していただくことが目的となっています。

会社としては社宅のために棟を丸ごと借り上げることはリスクがあるので、そのようなリスクをなくしてくれるのOYO LIFE Bizは非常に期待されているサービスです。

また、会社の社員としてもエリア・入居日を自由に選択できるため、会社・社員の両方にメリットがあると言えます。

■  参考
PRTIMES“旅するように暮らす”「OYO LIFE」 法人向けサービス「OYO LIFE Biz(オヨライフビズ)」 6月11日よりサービス開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000041664.html

OYOはなぜ短期間で急成長したのか?

わずか6年という歳月で、ホテル業界において世界2位の地位を獲得したOYO。

2019年度中には客室数ベースで世界1位の座を得るとも言われています。

既に多くの大手ホテルグループ存在する中、なぜこのような急成長を成し遂げ、確固たる地位を築くことができたのか。その理由について解説をします。

理由①

OYOブランドの客室は「品質管理」で高い評価を受けています。OYOは客室を選ぶ際、30項目以上の審査項目を用いて客室の審査をしています。朝食、ベッド素材、無料Wi-Fiなどの品質基準をクリアしている客室のみをOYOは掲載をしているため、顧客からの品質満足度は非常に高い数値を示しています。

OYOブランド=「安心感」という印象を強く与えていることが、OYOがホテルのオーナー、宿泊客共に支持を受けている理由の一つとなっています。

理由②

OYOはすべての技術開発を自社独自で行っています。

1億以上のデータを元に独自で分析をし、物件を最短期間で契約することで毎月9万室以上もの客室をオープンすることに成功しています。またデザイン面でも独自のアルゴリズムを活用し、家具や絵画などの素材、配置を選択することで稼働率を数倍引き上げることにも成功しています。

価格設定にもAIを活用しており、大量のデータからアルゴリズムを組み、正確な最適価格の設定も実施されています。従来のホテル業界ではなされなかったこれらAIの活用は、急成長を遂げる一つの大きな要因となっています。

■参考
CNET japan
インド発「OYO」創業者は、なぜ25歳で世界2位の“ホテル王”になれたのか
https://japan.cnet.com/article/35140075/

まとめ

2020年度に東京オリンピックが開催されるにあたり「インバウンド」が注目される中、ホテル・不動産業界は訪日者確保のために多くの戦略を打ち出してきています。

その最中に日本に進出したOYO。手軽さ・リーズナブルさを魅力とした展開は利用する日本人はもとより、訪日者へもインパクトを与えるかと思います。他のホテル・不動産会社もOYOを追いかけ、AI技術を加速させ、業界に更なる競争を生み出すに違いありません。そのような競争が激化する中で業界最先端を走るOYO、今後も注目していきましょう。

Globalizeを運営するグローバルデジタルマーケティングの株式会社LIFE PEPPERでは、海外向けのマーケティングを戦略設計から実行までお手伝いしています。訪日外国人の客足に伸び悩みを感じている・海外向けの販売をもっと伸ばしたいなどのご要望がございましたら、お気軽にご連絡ください。
LIFE PEPPERの厳選事例48選をダウンロード 会社紹介ダウンロード 無料相談へ