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リアルマリオカート|訪日外国人に人気の秘密と問題点

この記事では、リアルマリオカートにおけるインバウンド需要から実際にリアルマリオカートに乗るために必要な物や予約の流れまで、全て解説していますので、この記事さえ読めば今人気のリアルマリオカートについて理解することができます。

マリオカートが公道を走っているのを見かけたことはありますか?実はあれはX-Kartという、公道仕様のミニカートを使ったアクティビティなんです。

リアルマリオカートは普通免許で運転することができ、特に訪日観光客に大人気。しかし、安全性や任天堂からの訴訟などの問題点もあります。

リアルマリオカートはなぜインバウンド需要があるのか?

マリオカートが公道を走っている光景は最近よく見かけるようになりましたが、実際にはどれほどインバウンド客に人気なのでしょうか?
旅行に関する口コミや価格比較を中心に行っているWebサイト及びアプリのトリップアドバイザーが発表した、「外国人に人気の日本の体験・ツアー2018」の中でリアルマリオカートは第一位を獲得しました。
このことからも、リアルマリオカートがどれほどインバウンド客に人気があるのかが分かります。
なぜリアルマリオカートはここまで人気になったのでしょうか?

多言語対応の接客

リアルマリオカートの利用客は、その大半が日本語以外を母語とするインバウンド客です。
飲食店での接客などであれば、接客が英語ではなくても、写真や指差しなどで簡単なコミュニケーションを図ることが可能ですが、リアルマリオカートの場合は、日本での運転に慣れていないインバウンド客に日本での交通ルールや、普段乗っている自動車とは使い勝手が異なるミニカーの操作方法を説明しなければなりません。
公道を走るわけですから、中途半端な理解では危険に晒される可能性が高まってしまいます。
そこでリアルマリオカートの店舗では、基本的に英語での接客を行い、交通ルールや走行方法を丁寧に説明しています。
英語だけではなく、韓国語や中国語にも対応しており、多彩なインバウンド客に対応できるのもインバウンド人気の要因と言えるでしょう。

SNSでの口コミ効果

ツアー中はインストラクターが同行するのですが、交差点で止まる度にインストラクターは参加者の写真を撮影し、ツアー終了後、参加者にその写真をプレゼントしてくれます。
日本でキャラクターになり切って公道を走る写真はSNSにアップして自慢するのは当然のことと言えるでしょう。
また渋谷や表参道など人通りが多い場所もルートに含まれていますので、道行く人が参加者を撮影しSNS上にアップする機会も多くなっています。
このようにSNSでリアルマリオカートの様子が拡散され、日本旅行を計画しているインバウンド客の目にとまり、参加者の数を増やしていることが考えられます。

日本でしか体験できない「コト消費」

近年のインバウンド客の傾向として、モノを購入することにお金をかけるのではなく、日本でしか体験できないような体験をにお金をかけるコト消費にかける費用が大きくなってきています。
その中でリアルマリオカートは日本でしか体験することができないコンテンツですので、少々値が張る体験だとしても、リアルマリオカートを体験したいインバウンド客が後を絶ちません。

リアルマリオカートはどのような車を使うのか?

リアルマリオカートは、X-Kartという公道を走ることができるミニカーを使用しています。X-Kartは、ドイツ・クライドラー社(現在はオランダ企業の子会社)が設計し、台湾のメーカーが製造した公道を走ることができる1人乗りの4輪カートです。

X-cartの法律上の扱い

X-Kartは『ミニカー』というカテゴリーに含まれているのですが、『ミニカー』は道路交通法では『自動車』、道路運送車両法では『原動機付自転車』とされています。
『自動車』という扱いなので、一般道路の速度制限は最大時速60kmで、普通乗用車と変わりなく、二段階右折やヘルメットの必要もありません。
また、道路運送車両法では『原動機付自転車』となっているため、法律上はシートベルトの着用義務がありません。

X-cartは迫力満点

高速道路は走ることができませんが、車の高さが地面から近いので速度が遅くても迫力があります。
むきだしなので、風を直接身体に受けることができますが、雨の日は濡れてしまうので運転はやめたほうが良いでしょう。
カスタマイズを色々と工夫できるのも、X-Kartの魅力の1つです。
さながら遊園地のゴーカートの様であり公道を走れば注目を浴びることは間違いありません。
2019年現在、X-Kartは北海道から沖縄までの広い範囲でレンタカーとして利用することができます。

X-cartを運転するために必要な物


X-Kart は『ミニカー』なので、普通免許だけで運転可能。AT限定免許でも運転可能です。
訪日外国人が運転する場合は国外(国際)運転免許(ジュネーブ条約様式のもの)が必要です。しかし、一部の国の訪日外国人は、運転免許とその国の免許認定機関が日本語に翻訳した免許書類、パスポートがあれば乗ることができます。日本に在留している米軍関係者は、在日米軍個人車両操縦許可証が必要です。

X-cartはとても楽しそう!


引用:「シンコムの裏方さん」http://www.sincom.co.jp/urakatasan/?p=7429
リアルマリオカートに乗ると遊園地でアトラクションを楽しんでいるような気分になります。道行く人に写真を撮られたり手を振ったりすると、ちょっとしたスター気分も味わえるかもしれません。1人ではなく団体で走るケースが多いので、皆で盛り上がることができるのも人気の理由の1つでしょう。
訪日外国人はちょっとしたスリルを味わいつつも、日本でしか体験できないリアルマリオカートに大満足のよう。日本を旅行した中で一番楽しかった経験、という方もいらっしゃいます。

リアルマリオカートを運転するために必要な費用と予約の流れ

リアルマリオカートにかかる費用

リアルマリオカートをレンタルしているショップは数多くありますが、その中で特に知られているのが、MariCARとアキバカートです。
『スーパーマリオブラザーズ』のキャラクターのコスプレで運転することができるMariCARは、渋谷や品川、大阪、沖縄などに店舗があります。
MariCAR渋谷店で開催されているショート東京ツアーの場合、1時間8,000円(コスチュームは別料金)。SNSでレビューすると1,000円引きになります(2019年5月5日時点)。
■参考
MariCAR Shibuya Price
https://kart.st/shibuya.html
アキバカートは秋葉原以外に横浜や所沢、大阪、沖縄で営業中です。秋葉原店の場合、1時間2,700円から。会員料金ならば1時間2,200円です(2019年5月5日時点)。
アキバカートのフェイスブックファンページに『いいね!』を押せば、会員になることができます。
■参考
アキバカート System&Price
https://akibanavi.net/index-2.php

リアルマリオカートに乗るまでの流れ

・電話やFacebook、メールなどで車両の空き状況を確認する
・日本で有効な運転免許証を持参する
・身分証と免許証の確認
・料金の支払い
・荷物をロッカーにしまい。好きな衣装に着替える
・準備完了後、カートの運転方法と安全上の注意をガイドが説明
・ツアーに出発

リアルマリオカートの問題点

今までご紹介してきたように魅力溢れるリアルマリオカートですが、問題点も存在しています。

任天堂からの訴訟

リアルマリオカートの中で唯一『スーパーマリオブラザーズ』のキャラクターのコスチュームを着て運転できることで知られていたMariCARは、任天堂の許可を受けずに営業していたため訴訟を受けました。2018年9月27日、株式会社マリカーは任天堂に敗訴し、キャラクターのコスプレ使用を禁止された他、社名を株式会社MARIモビリティ開発に変更する、英語版のウェブサイト以外に『MariCAR(マリカー)』という名称を使ってはいけない、などの判決を受けました。
賠償金は1000万円です。しかし、株式会社マリカーが控訴したため現在も『スーパーマリオブラザーズ』のキャラクターのコスチュームは運転する際に着用することができます。現在、MariCARのカートにはジョークのように、『任天堂は無関係(Unrelated to Nintendo)』という言葉が至る所に書かれています。

多発する交通事故

リアルマリオカートには、MariCARとの訴訟問題だけではなく、交通事故の問題もあります。
2017年3月27日から2018年2月26日までの間に東京都内でX-Kartによる事故は50件発生しました。50件の内訳ですが物損事故が48件、人身事故が2件でした。
そのうち86%、43件は外国人ドライバーによるものです。現時点では幸いなことに死亡事故は起きていませんが、ひき逃げをしてそのまま逃走した台湾人の男性が逮捕されています。交通事故の原因として考えられるのは
・運転前に講習を受けるものの、講習時間が短いためX-Kartにまだ慣れていない状態で運転していること
・訪日外国人のため日本での運転に不慣れなこと
・通常、アクセルもブレーキも右足で踏むことになっていますが、アクセルを右足、ブレーキを左足で踏むことに慣れてしまっている人がブレーキを踏みながらアクセルも踏んでしまいすぐに止まることができないケース
・スピードを出し過ぎたためカーブを曲がりきれないケース
・信号無視
などが挙げられます。

交通法改善について


X-Kartの全長は約2m、幅は約1,1m、高さは70cm。他の車と比べ非常に小型のため、大型トラックなどから見えにくく運転に危険も伴います。
また交通事故も多発していることから、2020年4月以降は道路運送車両法が改正され、すべてのX-Kartでシートベルトの装備が義務化されました。
ドライバーがシートベルトを装着していないと道路交通法違反になります。同時に、テールランプを車体の高い位置 (地上から高さ1m以上)に取り付けることも義務化されるようです。
2021年4月以降は新車に限りますが、タイヤへのフェンダーや頭を守るためのヘッドレスト、事故のショックを和らげる構造のハンドルも義務化されます。
道路運送車両法が改正されることで、今後リアルマリオカートをより安全に楽しむことができるように期待されています。

まとめ

マリオカートで公道を走っている人達はとても楽しそうで、自分も運転してみたい気持ちにさせられます。
しかし、前記のように問題点もあるのが現状ですので利用を躊躇してしまう方もいるでしょう。
道路運送車両法が改正されれば、より安全にリアルマリオカートを楽しむことができるようになりますので利用してみたい方はぜひチャレンジしてみてください。
これからラグビーワールドカップやオリンピックを控え、ますますインバウンド需要は増加するでしょう。
ドライブしながら外国人と国際交流を図るのも楽しいかもしれませんね。

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