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日本からの渡航者も急増中!ウラジオストクの魅力とインバウンド効果 

世界的なインバウンド需要の高まりが見られる今日ですが、世界で観光客が増加しているということは、日本から海外へと旅行に繰り出す人も増えているということです。

いわゆるアウトバウンドですが、人気の観光地というのも少しづつ変わってきています。そして今日本人の間で話題となっているのが、ロシア東部に位置するウラジオストクです。

普段はそこまで馴染みのある土地ではありませんが、なぜこの場所が人気を集めているのでしょうか。今回はそんなウラジオストクが人気の秘密や、ロシアで高まるインバウンド需要についてご紹介していきます。

ロシアの極東、ウラジオストクについて

地理の教科書や飛行機の航路を開くとよく名前を見かけるウラジオストクという街ですが、何が特徴なのかと言われると答えられない人は少なくないかと思います。

ウラジオストクの魅力

ロシアの首都はモスクワになりますが、そこから東へ9,000キロほど東にあるのがウラジオストクです。ロシアを横断する世界最大規模の列車、シベリア鉄道の始発でもあるこの街には、ロシアらしい文化が根付きます。

中国よりも東部に位置するウラジオストクですが、ボルシチなどの伝統的なロシア料理を楽しめることはもちろんのこと、豊富な海産物をしっかりと堪能できる、ヨーロッパ的なグルメの街でもあります。

街並みは洗練されたヨーロッパ的な建築物がそこかしこに見られ、フォトジェニックな景観も豊富です。

また、バレエやオペラといった伝統的な芸術も根付いており、味覚だけでなく、視覚や聴覚もロシア的な体験を堪能することができます。

ヨーロッパとアジアの交差点

ロシアはヨーロッパとアジアをまたぐ巨大な国ですが、ウラジオストクはその土地柄もあって、特にエキゾチックな文化との融合も進む都市でもあります。

街ではヨーロッパ系の白人を見かけることはもちろんのこと、中央アジアや東アジア系のアジア人も多く住んでいるため、アジアとヨーロッパの交差点になっている様子が強く伺えます。

料理もカニやイクラなど、日本でも楽しめる海産物と近しいものが味わえるため、長期の滞在となっても日本色が恋しくなるようなこともないでしょう。

ウラジオストクへ日本からの渡航者が急増中

そんなウラジオストクの知名度は日本でも年々高まりを見せるようになってきています。

日本に最も近い「ヨーロッパ」

東洋経済オンラインでは「お気軽に楽しめるヨーロッパ」として旅行先に選ぶ人が増えている様子について紹介されています。

参考:東洋経済オンライン「ウラジオストク旅行に女性が熱を上げるワケ」

通常、ヨーロッパはユーラシア大陸をまたぐ長距離のフライトが必要になるため、直行便の本数はやや限られており、乗り継ぎを挟んで10時間以上かかることも日常茶飯事です。

一方、ウラジオストクは成田空港からわずか2時間半という場所にあるため、思い立ったらすぐに飛び立ててしまうほど簡単にいくことができます。この近さは隣国の韓国を凌ぐほどで、3時間と経たずにヨーロッパの世界へ飛び込んでいくことができる魅力は、日本の女性旅行客を中心に認知が広がっています。

そのことが日本でも少しづつ周知され始め、例年では1万人程度で推移していた日本人観光客は、2017年には突如として1万7千人を超える数を記録しました。この数は今でも増加しており、すでに沿海地域では2万人を超えています。

ウラジオストクの成功に見るインバウンド施策の可能性

物理的な距離の近さと気軽なヨーロッパ体験が魅力のウラジオストクですが、もちろん現地で何の施策も行われていないということはありません。

ウラジオストクでは観光インフラの拡充が急激に進んでおり、そのきっかけはロシアW杯にありました。プーチン政権下で進められてきた誘致の施策が功を奏し、W杯の際には200万人もの海外旅行客を呼び込むことに成功しています。

現地で快適に過ごせるようになっているのはもちろんですが、日本からの渡航者に関しては入国も容易になりつつあります。

2017年より、ウラジオストクへ向かう日本人には電子簡易ビザの発給がスタートし、現在では大使館まで訪れなくとも、インターネット上の手続きだけで8日間の入国・滞在が可能になっているのです。

参考:やまとごころ.jp「インバウンドとアウトバウンドの相互送客に向け、新しい旅行先『極東ロシア』とのツーウェイツーリズムの可能性を探る」

ソ連時代から続くビザ発給の困難さが仇となり、なかなか観光客の誘致がうまく行われてこなかったロシアですが、今では限定的な観光客向けのビザが徐々に解禁されつつあるのが特徴です。

日本もビザの発給が難しいと言われることも多かったものの、現在では段階的な解禁が少しづつ始まっています。ロシアと日本はどちらも観光客を少しづつ増加させている国ということもあり、ウラジオストク、ひいてはロシアの動向を眺めてみることで、日本でも応用していくことが十分に可能と言えるでしょう。

ロシアからのインバウンド需要も増加中

ロシアへの観光客だけでなく、ロシアから日本を訪れる旅行者も徐々に増えてきています。

ロシア人の需要は落ち着いた伸びを見せる

ロシアからのインバウンド観光客は東南アジアや中国ほどの爆発的な増加は見られないものの、安定した増加を見せています。

日本もロシアむけにビザ条件の緩和を2017年に進めたことで、前年には5.5万人ほどであったのが、2017年には7.7万人と、4割近い増加を記録しました。

参考:JTB「インバウンド 市場動向 2018 ロシア市場攻略のヒント」

2018年には9万人台を突破しているため、2019年には10万人を記録することも想像に難くありません。

一般にロシア人は4月と10月に渡航者が増える傾向にあるため、他の海外渡航者と同じく気候の良い季節に多く訪れています。ロシア人は個人旅行が9割を占めるため、ショッピングやテーマパークは素論のこと、ニッチな観光スポットや地方への渡航もプロモーション次第では期待することができるでしょう。

消費額も大きく、ビジネス需要も高い

ロシアは巨大な大陸を有する資源大国ということもあり、国民の所得は決して低くはありません。むしろ近年は積極的な海外投資にも力を入れ、経済大国としての地位も固めつつあるので、国民所得も増加する傾向にあります。

そのためロシア人のインバウンド消費も増加しつつあり、一人当たり18万〜20万円と、平均的な観光客よりも大きな額を消費しています。

参考:訪日ラボ「訪日ロシア人観光客のインバウンド」

アジア人観光客よりも母数は劣るものの、その消費額の大きさがポイントとなるのが、ロシア人観光客の特徴です。

また、海外投資や近隣諸国との取引を活発に行うロシアでは、ビジネス目的で日本を訪れる人も少なくありません。

ビジネスで訪れる渡航者は必然的に宿泊費用や食費が大きくなるため、ロシア人向けのサービスを提供することが重要になってくるでしょう。

おわりに

中国や韓国同様、ロシアは日本にとって身近な国の一つです。

ヨーロッパの大国とはいえ、彼ら向けのインバウンド需要を満たせる施策を導入していくことは、ますます重要になっていくでしょう。

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