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Yahoo台湾とYahoo!JAPANの違い・特徴

Yahoo!はGoogleと並んで世界最大規模のポータルサイトとなっていますが、展開する国によって提供されているサービスが微妙に異なっているのはご存知でしょうか。

例えば隣国台湾で展開されているのは、ヤフージャパンとは少し異なるヤフー台湾という現地向けのサービスです。2018年にはtensoとヤフー台湾が業務提携をしたということでニュースにもなり、ヤフージャパンとの違いについても注目が集まり始めています。

この記事ではヤフー台湾の特徴や、ヤフージャパンとの違い、提携によって何が可能になったのかや、ヤフー台湾への広告出稿方法について解説します!

ヤフー台湾の特徴

台湾版のYahoo!、通称ヤフー台湾は、Yahoo!奇摩(キモ)という名前で展開しています。2006年当時、台湾最大手のポータルサイトだった奇摩站 (kimo.com) をヤフーが買収し、”奇摩”の名前を残したことから、Yahoo!奇摩という名前で展開しています。

ヤフーは中国では利用することができないのですが、台湾や香港では日本同様、主要な検索エンジンとして活躍しています。

世界の検索エンジンのシェア率について

世界の検索エンジンのシェアは、かなり偏った割合での利用率で推移し続けています。

TRYHATCH BLOGが公開している「【 最新版!】2017年7月〜2018年8月の世界・日本国内の検索エンジンシェア!デバイス別!」によると、全世界の全デバイス検索エンジンシェアの8割以上はGoogleの検索エンジンが占めており、bingが3.13%、そしてYahoo!が2.21%となっています。

■参考

TRYHATCH BLOG 【最新版!】2017年7月〜2018年8月の世界・日本国内の検索エンジンシェア!デバイス別!

Google検索はスマートフォンやPCを新たに購入した場合はほぼ間違いなくデフォルト設定で搭載されている検索エンジンとなっており、Google系列のサービスも充実しているため、この不動のシェア率はある意味で納得できる数字です。

日本・台湾・香港の検索エンジンシェア率

それでは極東地域での検索エンジンシェア率は、世界のシェア率と比較してその差はあるのでしょうか。

グロマ!が公開する「香港台湾で使われている「Yahoo」は日本と全然違う件について」に記載されているデータ見ると、Googleが8割前後のシェア率を占めているのは変わりませんが、台湾、香港ではYahoo!(Yahoo奇摩、Yahoo雅虎香港)のシェアが9~12%、日本に至っては20%以上のシェアを占めている点が特徴的です。

■参考

グロマ! 香港台湾で使われている「Yahoo」は日本と全然違う件について

この数値はYahoo利用者の割合ということですが、YahooはGoogleとは異なりYahoo!ニュースや知恵袋などのコンテンツが充実しているため、こちらを好んで利用する人も多いということがその理由として考えられています。

日本でのYahoo!利用者数が多いのも同じような理由が考えられます。Yahoo!ニュースや知恵袋は他のサービスが充実しているのにも関わらず、今でも根強い人気が伺えます。

ヤフー台湾とYahoo! JAPANの違い

それではYahoo!奇摩とYahoo! JAPANの違いについては、どのような点にあるのでしょうか。

検索エンジンの中身の違い

Yahoo!奇摩とYahoo! JAPANで大きく異なるのは、それぞれで導入している検索エンジンが違うという点です。実はYahoo!奇摩ではBingが使われており、Yahoo! JAPANではGoogleが採用されているのです。

Bingはその名前も今やめっきり聞かなくなりましたが、元々はマイクロソフトが開発した検索エンジンで、Windowsを使っている人であれば比較的馴染みがあるかもしれません。2009年に米マイクロソフトと米ヤフーが提携し、それ以来米ヤフーでは検索エンジンにBingが搭載されているのですが、米ヤフー傘下だったYahoo!奇摩もそれに合わせてBing採用されるようになったのです。

Bing利用者が増加中?

Bingは日本でユーザーを見かけることは少ないですが、本拠地であるアメリカでは少しづつユーザー数が増加しているというデータもあります。

■参考

ライブドアニュース ググらない人が増加中 Bingを支持する訳「Googleの独占は嫌なので」 http://news.livedoor.com/article/detail/13555799/

2017年の調査によると、アメリカ国内のBingシェア率は3割に達しており、Googleの独占状態に反発する声や、シンプルで使いやすいという理由からBingを選ぶという人が増えているそうです。

決してBing単体での利用者がゼロではないことから、Bing広告に力を入れておくことは意義ああると考えられるでしょう。

リスティング広告の設定も変更が必要

このような理由から、日本ではグーグルが提供するGoogle Adsのリスティング広告設定のみで対応可能だったのが、台湾向けにプロモーションを展開する場合、Bingにも広告を出すことが大切になると言われています。

ヤフー台湾での広告出稿方法

Bing Adsの取り扱いは基本的にGoogle Adsと変わらないのですが、日本語に対応していないため、慣れていない場合は少し扱いに苦慮してしまうかもしれません。

■参考

Microsoft Advertising https://bingads.microsoft.com/

ただ、設定さえ完了してしまえば大きな問題が発生することもないでしょう。地域を指定すれば、これまでYahoo!奇摩で表示されなかった広告も、Bing Adsの設定で表示されるようになるはずです。

クリックごとに料金が発生する従量課金制となっているため、コストがかさむ心配もありません。効果を確かめながら、徐々に導入を進めていくと良いでしょう。

tenso・ヤフー台湾・ヤフーの提携で何ができるようになったの?

台湾版のヤフーが日本で注目されるようになった理由として、ヤフー台湾、ヤフー株式会社とtenso(テンソー)が業務提携を結び、越境ECをより簡単に行えるようシステムを変革していくというニュースが公開されたことが大きいと言えるでしょう。

■参考

ECのミカタ ヤフー台湾、ヤフー株式会社とtensoが業務提携!ヤフオクとBuyeeの越境EC連携で日本と台湾を結ぶ https://ecnomikata.com/ecnews/20089/

越境ECサポートサービスの「Buyee(バイイー)」を運営するtenso

tensoは、世界119エリアで展開する越境ECサポートサービス「Buyee」を提供する日本の企業です。特に台湾における会員数は群を抜いており、年間新規会員登録者数は世界でもトップとなっています。

■参考

Buyee https://buyee.jp/?lang=ja

実際にBuyeeを通じて台湾へ発送される荷物も多く、台湾はtensoにとって非常に需要なマーケットとなっています。日本と台湾のコネクションを強化するだけでなく、台湾のコンビニで荷物受取のシステムを初めて導入するといった施策にも積極的で、台湾の流通にも大きな影響を与えているのがtensoです。

Yahoo!奇摩との提携で利便性がさらに向上

BuyeeではYahoo! JAPANが運営するオークションサイト「ヤフオク!」が海外からでも購入が可能となるよう販売サポートが行われてきました。つまり「ヤフオク!」出品者は、 「ヤフー奇摩オークション」ユーザー まで取引対象を拡大させることができるようになります。これによって台湾居住者でも日本のアニメキャラクターグッズなど台湾では手に入りにくかった商品も「ヤフオク!」から購入することができるようになりました。

今回の提携ではYahoo!奇摩からヤフオク!に陳列されている商品が簡体字で閲覧・検索ができるようになるほか、音訳や決済、海外発送やカスタマーサポートまでをBuyeeで担当するようになるため、台湾から日本製品の購入がより簡単に行えるようになるということです。

より台湾との越境ECが行いやすくなるよう、ヤフーを通じてサービスが整えられていくことで、ヤフーを使ったECの展開も盛んになっていくことでしょう。

まとめ

Yahoo!奇摩とヤフージャパン、そしてtensoが提携を結んだことで、どのような検索エンジンに注目するかで大きく越境ECへのアプローチが変わってくるようにもなってきました。東アジア地域への越境ECを考えている人にとって、今後ヤフーというプラットフォームは、グーグル以上に非常に重要な地位を占めるようになるかもしれません。

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