世界で勝ち抜くマーケティング分かる、見つかる

中国の巨頭BATとは?中国のGAFAについて解説!

経済発展の目覚ましい中国。2030年までには中国がGDP世界1位になると予想する専門家も少なくありません。中でも、IT業界においては中国独自のネット制限政策もあり、世界でもトップ層のIT企業が中国には存在します。

BATとは、そんなIT大国中国の、3大IT企業の頭文字を取った言葉です。

中国のGAFAとも言われるBATは、一体どのような企業なのでしょうか?

この記事では、中国で独自に発展してきた巨大IT企業BATの特徴、そして今後の展望も合わせて詳しく解説していきます。

中国を取り巻くIT事情

人口14億人を抱える巨大市場である中国。世界最大の市場にあって、豊富な資金力を誇っています。既に家電やスマホといった「ハード面」が大きく普及していた中、それらハード面を更に充実させる形で「ソフト面」、つまり「IT事業」への投資が始まりました。潤沢な資金力を背景に様々な企業の買収を繰り返し、遂にはあのGAFAを凌ぐ、 BATを代表とする超IT企業が生まれることとなりました。圧倒的な人口数、資金力に加え、爆発的なスピード感で、ますます世界をリードするIT大国となっています。

◼︎参考

DIAMOND ONLINE

中国で「IT革命」が劇的に進んでいる3つの理由

BATとは?

アメリカのGAFAに対抗し得ると言われるBAT。BATとは、次の中国3大IT企業の頭文字を並べた言葉になります。

B:百度(Baidu)

A:アリババ(Alibaba)

T:テンセント(Tencent)

では、これらIT企業はどのような活動をし、今のような発展を遂げていったのでしょうか?それら発展の元となった活動について、紹介していきます。

B:百度について

百度(バイドゥー)は中国国内に特化した「検索エンジン」を展開するIT企業です。日本では検索エンジンといえば「Google(グーグル)」が一般的だと思いますが、百度の検索エンジンは中国では国内人口の70%が利用。今や、百度は中国で最も使われる検索エンジンなのです。世界的に見ても、グーグルに次ぐ2番目に多く使われている検索エンジンとなっています。

◼︎参考

中国ビジネスラボ

「中国の百度って何?!百度を徹底解説します」

A:アリババについて

アリババとは、「ECサイト」を展開するIT企業で、BtoC、CtoCそれぞれに特化したECサイトを持っています。

BtoCでは「天猫(Tmall)」というECサイトを展開。中国国内では既に50%以上のシェアを獲得しています。そしてCtoCでは「淘宝網(タオバオ)」というECサイトを展開しており、そのシェアなんと90%以上。アリババを使う日がないくらいに、中国ではアリババのECサイトが利用されています。

また、Alipay(アリペイ)と呼ばれるスマホ決済サービスも展開。QRコードを読み取るだけで決算ができ、その導入のしやすさから瞬く間に人気が広まっていきました。その結果、アリペイのユーザー数は、今ではなんと12億人以上。日本でも既に30万店舗以上が導入しており、今後の更なる発展が期待されています。

◼︎参考

EC-ORANGE

アリババとは?中国のAmazon”Alibaba”徹底解説します。

T:テンセントについて

テンセントの特徴は、展開するサービスの幅広さ。その中でも特に、「コミュニケーションツール」と「ゲーム」市場において強力な存在となっています。

コミュニケーションツールにおいては「Q Q」「WeChat」「QZone」と3つを展開しています。中でもWeChatは月間のユーザー数は10億人を超えており、中国で最も使われるコミュニケーションツールとなっています。

一方ゲーム市場においては、立て続けに様々なスマホ会社を吸収しています。その結果、2020年現在、ゲーム事業における売上高は世界1位となっています。

◼︎参考

ビジネス+IT

テンセントとはいかなる企業か? 時価22兆円、ゲーム世界一、WeChat11億人の脅威

GAFAとの比較

BATはアメリカの大手IT企業、GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)の対抗馬と言われてきました。同じ巨大IT企業群として対抗馬と呼ばれてきましたが、GAFAとBATの間には、1つ大きな違いがあります。

それは、政府が介入しているか否かです。GAFAは政府が介入することはなく、企業独自の方針で展開を図るため、「多国籍企業」として発展してきました。一方、 BATは中国政府と共に方針を定める必要があるため、他の国から独立した「中国企業」として発展してきました。 従って、BATは政府の介入があるため、厳しい検閲があります。ただし、 BATの得たデータを国が収集できるため、例えばそのデータを防犯に用いたり、銀行のデータに用いたりすることで、犯罪を未然に防止するなどど、役立てることができます。

それぞれ独自の思想で発展を遂げてきたGAFAの方が、未だ世界的に最も大きな規模を誇ります。しかしBATを代表とした中国企業が、人口14億人を団結させ発展してくることは、今後も非常に大きな脅威となるでしょう。

◼︎参考

わかること! GAFAとBATHとは?売上・利益の比較、5G・AIの次世代の覇権は?

BATの今後の展開

BATはこれまでの活動において、顧客の膨大なデータを収集してきました。従って、今後はそのビッグデータを利用した展開が期待されます。BATは現在、既存のサービスに関する企業だけではなく、AIに関係する様々なベンチャー企業の買収を行っています。ビッグデータにAIを活用することで、例えば顧客が名前を入力するだけで、過去の顧客データから嗜好を分析し、何が欲しいのかをAI側で選択してくれるようになるのです。世界最大の人口にあって、そのデータの膨大さは類を見ません。そして圧倒的なデータ数を元に、AIの分析能力向上にも努めてきています。この結果、 BATはそれらを用いて顧客の「潜在ニーズ」を引き出し、提案できるようになります。従って、BATの存在は更に人々の存在に近いものとなるに違いありません。

 ■参考

MONOist

中国の2018年AI関連投資、大手IT3社のBATを中心に4兆円規模へ

まとめ

AIや5Gというワードが飛び交うようになり、IT企業の更なる発展が注目されてきています。その中でも特に著しく成長してきた中国のBATですが、今も継続して、多くのスタートアップ企業を吸収し、多角的な発展を遂げようとしています。これらは巨大なデータとなり、それらを活用したBATはより顧客のニーズに語りかけ、中国市場だけでなく世界市場でも大きな存在となっていくでしょう。

Globalizeを運営するグローバルデジタルマーケティングの株式会社LIFE PEPPERでは、海外向けのマーケティングを戦略設計から実行までお手伝いしています。訪日外国人の客足に伸び悩みを感じている・海外向けの販売をもっと伸ばしたいなどのご要望がございましたら、お気軽にご連絡ください。
LIFE PEPPERの厳選事例48選をダウンロード 会社紹介ダウンロード 無料相談へ