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どうなる?急成長する中国IT企業とその今後

今世界で最も勢いのある国といえば中国ですが、中でも成長力があるのが中国のIT企業です。

不動産バブルがはじけたとも言われる中国において、国内における圧倒的なサービスシェアはもちろんんこと、海外においてもその大きな存在感を誇示し続けているIT企業は、どのような成長を遂げてきたのでしょうか。

今回はそんな中国のIT事情、そして今後の展開について見ていきます。

急成長する中国のIT企業

まずは、中国で運用される情報通信技術や、IT企業のトップの動向について見ておきましょう。

中国のIT事情

空前の経済成長を遂げている中国ですが、その経済成長率は毎年10%前後、10億人を超える人口を有していながら、国民一人当たりの所得は飛躍的に向上しており、中国国民のミドルクラス化が急激な勢いで進んでいます。

広大な国土と人口をベースにした製造業や土木・建築業の伸長が落ち着いてきた昨今ですが、今勢いを伸ばしているのがIT関連企業です。

今や中国にとって情報通信技術は生活には欠かせないテクノロジーとなっており、現地中国人のライフスタイルを劇的に刷新しました。

料金の支払いはキャッシュレスとなり、スーパーマーケットや家電量販店での買い物は、クレジットカードやQRコードによる決済が主流となっており、現金を使う人は激減しています。

今や屋台や露店の支払いでさえQRコードによるキャッシュレス払いが主流となっていますから、もはや現金を必要とするケースはゼロに等しいと言えるでしょう。

あるいは、小売・流通関連におけるITの影響も顕著です。買い物の多くはオンラインショッピングで賄うことができますし、中国全土に流通網が張り巡らされるようになったことで、ある程度地方からの注文であっても、しっかりと商品を配送してもらうことができます。

企業間の情報通信が発達しているのは言わずもがなですが、日本の10倍以上の国民すべてに対して、日本と同等か、それ以上のITシステムが浸透しているのが中国の現状です。

急成長する「BAT」とは

そんな急速に拡大する中国のIoT化を支えているのが、BATと呼ばれる中国の3大IT企業です。

一つ目のBは、Baidu(バイドゥ、百度)です。中国最大の検索エンジンであり、それに付随して様々なサービスを展開していることから、中国のGoogleと呼ばれることもあります。

二つ目のAがAlibaba(アリババ、阿里巴巴)です。元々はBtoBのオンラインマーケットで影響力を拡大させてきた企業ですが、近年はTaobaoやTmallといった消費者向けのオンラインショッピングにおいても大きなシェアを有しているほか、キャッシュレス決済サービスのAlipay(アリペイ)も運営するなど、中国における消費において重要な役割を果たしています。

三つ目のTがTencent(テンセント、騰訊)です。こちらはメッセンジャーサービスであるWeChatの運営や、SNSサイトを有している巨大企業で、中国国内のコミュニケーションはもちろんのこと、国外ユーザーも多く抱えています。

一般消費者のプライベートな仕様にはもちろんこと、グローバル企業間のビジネスミーティングにも多用される、強力な信頼性が特徴です。

これら3つの企業を中心に、中国のIT産業は大きなうねりを見せるようになっているのです。

なぜ中国のITは急成長したのか

次に、なぜ中国でIT企業が急成長を遂げたのかについて見ていきましょう。

所得増大によるハードウェアの普及

一つは、中国全体で国民の所得レベルが向上したことによって、PCやタブレット、スマホといったハードウェアを誰でも購入しやすくなったことが理由として考えられます。

IT技術はハードウェアがなければ利用することができないものですが、近年は安価なスマートフォンが普及し始めているだけでなく、中国の所得レベルが向上していることもあり、気軽にIT技術を中国で利用することができるようになりました。

オンラインとオフラインの融合

また、中国ではオンライン・オフラインの区別を問わずIT技術が普及していることが大きいと言われることもあります。

参考:ダイヤモンドオンライン「中国で「IT革命」が劇的に進んでいる3つの理由」

無人コンビニやキャッシュレス払いに代表されるように、ネットショッピングなどだけでなく、現実の店舗や生活の中でITサービスが使われるようになったことで、ITが中国人にとってはより身近になったという話です。

日本でもようやくキャッシュレス決済が浸透しつつありますが、現実世界でのIT利用の機会が増えれば、日本でも中国並みのITの普及が進むかもしれません。

中国のIT企業の今後

それでは、今度中国のIT企業はどのような展開を見せると考えられるのでしょうか。

世界を席巻するIT国家となるか

中国のIT企業の勢いは凄まじく、中国国内での絶対的なシェアはもちろんこと、グローバル市場においても圧倒的な存在感を見せつけています。

WeChatなどは中国国内外の企業で広く利用されていますし、アリババのBtoBサービスは国外企業の取引も当たり前になっています。

また、海外の小売業者が参入するBtoCの越境ECも普及が始まっており、中国人の消費意欲の高まりから、toCサービスの市場も急激に大きくなり始めています。

中国における景気拡大が、IT技術の普及を広め、さらなるITサービスの登場を促すという循環も生まれ始めていると考えられるでしょう。

中国製ハードウェアの普及がさらなるイノベーションを生む

また、中国はソフトウェアやWebサービスにとどまらず、ハードウェアの開発も盛んです。ファーウェイのような中国発のスマートフォンは世界中で愛用されていますし、その技術レベルの高さにも一定の評価を集めています。

あるいは、炊飯器やテレビなどをはじめとするスマート家電製品も、中国のIT技術が活躍する現場として注目を集めています。

日本でもスマートホーム化やIoT家電の登場が話題になり始めていますが、安価で高性能なIoT家電が中国から様々なモデルが登場することになれば、新たなITサービスの市場拡大も進んでいくでしょう。

おわりに

中国の経済状況は停滞しているとも言われますが、IT企業の躍進により、その成長率は今後も維持されるどころか、市場のグローバル化によってさらに拡大していく未来も考えられます。

もはや中国のITレベルは日本も劣るほどになっていると言われるほどですから、彼らの動向を追いかけない理由はないと言えそうです。

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