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越境EC市場で最も売れた商品は?気になるランキングも

各国ごとのインターネットショッピングが活性化しているのはもちろんですが、今日ではネットを通じて国をまたいだ買い物が消費者の間で一般的になっている様子が顕著です。

いわゆる越境ECですが、世界では日本よりも越境ECに積極的な消費者や、小売業者が無数に存在しています。

今回はそんな越境EC市場の概要や、売れ筋商品などについてご紹介していきます。

越境EC市場の概要

海外のネットショップで買い物をすることに抵抗のある人は、日本には結構いるかもしれませんが、海外では越境ECは大きな賑わいを見せています。

巨大化する越境EC市場

世界の越境EC市場は2桁成長を続けており、2018年は世界全体で74.5兆円もの取引がなされたとされています。

参考:Live Commerce「2018年 国内EC市場,越境EC市場 成長は鈍化傾向」

日本国内のBtoC市場だけでも18兆円近くあるわけですが、越境ECはそれをはるかに上回る市場規模を形成していることがわかります。

市場の成長率は高い水準を維持しており、今後もしばらくはこの増加トレンドが続くことが予想できます。

米中の越境EC取引は顕著

また、日米中が形成している越境EC市場だけでも、非常に大きな割合を占めていることがわかっています。特にアメリカは2兆円以上、中国に至っては5兆円以上も越境ECで取引を行っており、いかに莫大な取引が隣国で行われているかがわかる数字と言えます。

日本の米中との取引額は3000億円程度にとどまっており、そこまで大きな取引は行われていないものの、これはむしろ消費者の間で越境ECがそれほど認知されていないことが大きな要因があると考えられます。

今でこそ取引額は小さいですが、今後その利便性に注目されることがあれば、一気に取引額が急増することもあり得るでしょう。

越境EC利用国ランキング

続いて、越境ECを多く利用している国についても見ていきましょう。

中国の圧倒的な取引数

越境ECの利用者数をランキングで見てみると、1位が中国人で7000万人、2位が3,400万人でアメリカ、3位は1,400万人のイギリスと続いていきます。

参考:Live Commerce「2018年 国内EC市場,越境EC市場 成長は鈍化傾向」

やはりインターネット環境が行き届いている欧米の国々が目立ちますが、日本は900万人と、控えめな数字となっていることがここでもわかります。

そして人口の多さも加味しても、中国では非常に越境ECが頻繁に活用されていることがこの数字からわかります。

中国はインターネットを含め、インフラが急速に改善されてきた国ではあるものの、まだまだ欧米レベルに整っていない地域も残っています。

中国全土にインターネットや交通網が張り巡らされることになれば、利用者数は倍増、あるいはそれ以上になることも考えられるでしょう。

なぜ中国で越境ECが活発なのか

中国がこれほどまでに越境ECが重宝されている理由についてはいくつかのポイントが挙げられます。

低価格で購入可能

1つは、あらゆる商品を国内で購入するよりも安価に手に入ることが多いためです。中国国内の卸売業者などを通して商品を購入する場合、海外からの輸入品は通常よりも割高となってしまうことがあり、どうしても敬遠されてしまいます。

そこで、海外のネットショップなどで直接購入した方が送料などを含めても安く手に入れることができるため、一般層においても越境ECが広く普及しています。

質の高い正規品を購入できる

また、海外のサイトから直接商品を購入することで、確実に正規品を入手することができるのも越境ECの特徴です。

中国国内ではフェイク品なども多く出回っており、特に食品などは多少高くても海外のものを取り寄せたいというニーズは強く、経済成長が進み中間層が成長しつつある中国では、本物志向が浸透しつつあります。

中国においても海外の正規品のみを取り扱う中国人向けサイトも勢力を増しつつあり、多少高級でも海外の質の高いものを買い求める消費者は増えていることがわかります。

越境EC市場で最も取引された商品は?

越境ECを通じて取引されやすい商品も見ておきましょう。

最も商品を販売した国は日本

越境EC商品販売の国別ランキング見てみると、日本は最も中国へ輸出し多額の多い国として1位に選ばれています。

参考:BUSINESS INSIDER「越境EC商品は日本が首位、最も売れたスマホはiPhone。中国「独身の日」ランキング総まとめ」

隣国ということもあり取引がしやすいことが要因として考えられますが、訪日旅行者が増え、日本ブランドの知名度も向上し、高い品質のものが手に入るという信頼感から、多くの消費者に選ばれていると説明されています。

体内に摂取するものが選ばれる傾向に

また実際に購入される品としては、サプリメントや菓子類、健康食品などが多く選ばれている傾向も見られます。

上述のランキングの続きを見てみると、輸入商品ブランドランキングには健康食品やサプリメント、粉ミルクのブランドが上位に選ばれています。

体の健康を司るサプリや、十分な栄養と衛生環境を提供しなければいけない赤ちゃん向けのベビー用品は、安全基準がしっかりしている海外のブランドのものが購入される傾向にあるようです。

化粧品や衣類、電化製品も

あるいは、化粧品や衣類、電化製品も品質上の観点から、海外製のものがよく選ばれる傾向にあります。

日本の例を挙げれば資生堂やユニクロ、東芝の製品など、その品質の知名度は海外でも高く、少し前の爆買いブームが日本で発生した時も日本の電化製品が数多く中国人観光客に購入されていったことが記憶に新しいかと思います。

今では越境ECサイトが中国で充実したこともあり、わざわざ日本を訪れなくともこういったものは購入できるようになったため、日本での買い物はほどほどに、日本の大型家電などは中国で越境ECを通じて購入されている様子が目立ちます。

おわりに

越境ECは日本の消費者にはまだまだ根付いていないものの、隣国の中国では非常に活発な取引が行われています。特に日本製品の人気は根強いため、中国へと積極的に越境ECの展開を考えている場合は、今は追い風が吹いている時期と言えるでしょう。

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