
ご存じのとおりGoogleは、世界でトップシェアを誇る検索エンジンです。米国メディアのSearch Engine Landの調査によると、2016年のGoogleの推計検索数は最低でも2兆回に上るとされています。Googleは、マーケティングにおいても重要な役割を果たしています。例えば、検索エンジンにおけるSEO対策や、費用を投じて検索結果の上位に表示されることができる検索広告(リスティング広告)があります。今回は検索広告をはじめ、多様な活用メニューのあるGoogle広告について、解説していきます。
Contents
Google広告とは
Google広告といえば、検索広告をはじめ、ディスプレイ広告、さらにはYoutubeの動画広告など豊富な広告メニューを配信できるプラットフォームです。日本でも様々な企業が、Google広告を活用しています。
Google広告のメリット
世界中にリーチできる
Google広告は国内だけでなく世界へ広告を配信することができます。
Googleはアメリカの企業なので英語圏はもちろん、アジア、ヨーロッパへも配信することが可能です。また、中国への配信も、台湾、香港であれば配信することが可能です。また、言語指定をすることで日本にいる外国人へ配信することも可能で、旅行客だけにアピールすることもできるのです。
メニューが豊富
Google広告には4つのメニューが存在します。
・検索広告(リスティング広告)
Google広告といえば、検索広告です。
ユーザーが検索したキーワードに対して、広告を表示することが可能です。検索語句に対して適切な広告文を表示させることが出来れば、最も効果が上がりやすい広告メニューです。これから広告を始めるという場合には、まず取り組みたいメニューです。Google広告アカウントの機能にある「キーワードプランナー」を活用すれば、自社が出したいキーワードが月間どのくらい検索されているのかを調べることも可能です。アカウントを開設したら、リサーチしてみましょう。
・ディスプレイ広告
検索広告に次いで利用頻度の高い広告メニューでしょう。
「セール中」などサービスの特徴を上手く表現することでユーザーの目を引くことができます。配信できる掲載場所も多く、潜在顧客へのリーチにも適しています。
・Youtube広告
Youtube動画を使った動画広告です。
動画なので視覚的に凝った演出も可能で、うまく活用すれば低コストでCM並みの効果も期待できます。動画の素材はYoutubeにアップロードされている必要があります。
・ユニバーサルアプリキャンペーン
アプリ専用の広告です。
Google広告を活用すれば、GooglePlayに存在するアプリだけでなく、AppleStoreのアプリ広告で宣伝することが可能です。
簡単にはじめられる
Google広告はGoogleアカウントがあれば、すぐにでも始めることが可能な広告媒体です。
しかも、ポリシーに引っかからない限りは様々なビジネスモデルで活用することが可能なほどあらゆるターゲティングが可能なことも強みです。
また、Google広告をはじめたばかりのアカウントでは、使用開始1週間から~1か月ほどの間にクレジットが付与されることがあります。最近確認したものだと約100ドルが無料で付与されました。こういったキャンペーン中は、積極的に活用していきたいですね。
Google広告の始め方
1.Google広告アカウントの取得
Google広告をはじめるには、まず下記サイトからアカウントを取得しましょう。
▼Google広告をはじめる
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/
Goolge広告をはじめるためのGoogleアカウントでログインし、「今すぐ申し込む」から始めることができます。
はじめに簡単な広告の設定を行います。(あとで変更出来るので、仮でも大丈夫なので順番に従い情報を入力しましょう。)
2.支払い設定
アカウントの開設をすすめると、最後に支払い設定画面になります。住所等の情報のほか、クレジットカードを設定することではじめることができます。Googleアカウントにカードが紐づいてない場合、カード情報を新規で登録しましょう。
3.広告の設定
Goolge広告は、キャンペーン、広告グループ、キーワード、広告で構成されます。
「キャンペーン」…予算の設定や配信期間、配信地域の設定を行います。
「広告グループ」…ターゲットの詳細な設定を行うことが出来ます。
「キーワード」…配信したい検索キーワードを設定することができます。(ディスプレイ広告では使用しません。)
「広告」…広告文を作成することができます。(ディスプレイ広告では、テキストと画像を用意する必要があります。)
海外へ配信する際の注意点
1.時差の問題
日本から、海外へ広告配信する際には時差に気を付けましょう。例えば、イギリスのロンドンにいるユーザーに、現地時間の朝9時に広告配信したい場合、日本とは時差が約9時間あるので、日本時間の18時に広告配信をする必要があります。
日本から対象地域の時差については下記のようなサイトを活用し、どのくらいの時差があるか確認してみましょう。
▼時差計算サイト
https://www.jisakeisan.com/
2.配信地域の広告ポリシー
Google広告にはポリシーが存在します。
危険物や、反社会勢力など広告ポリシーに反するものは掲載することができません。また、国の文化、宗教による違いで、国ごとにポリシーが変わるケースもあります。その場合、配信する地域によって日本とは異なる広告ポリシーが適用されるので、注意しましょう。
▼Google広告のポリシーについては下記サイトでご確認ください。
https://support.google.com/adspolicy/answer/6008942?visit_id=1-636178959155011382-1853213486&rd=1
3.配信地域の言語
当たり前ですが、配信地域が違えば、使用されている言語も異なります。
特に検索広告においては、設定するキーワードが広告の結果を左右することになりますので、配信地域で使われている言語には気をつけなければなりません。地域によっては、複数の言を扱っている国もあります。インドであれば、ヒンディー語と英語、スイスであれば、ドイツ語、フランス語、イタリア語…というように国による言語の違いは最低限理解しましょう。
その他にも似たような意味を持つ単語にも注意した方がいいでしょう。例えば英語にも、「質問する、尋ねる」という意味を持つ単語は、「ask, inquire, question, interrogate」と複数存在します。使用される場面や、検索ボリュームも異なるので、広告の設定の際に意識したいですね。
まとめ
Google広告は出来ることが多いため、何をするか非常に迷います。しかしどんなビジネスでもまず、何のためか、という目的を明確してから取り組むことをお勧めします。Google広告は活用の仕方によっては、最大限の効果を期待できる広告媒体です。メリットデメリットを理解し有効に活用していきましょう。
■参考
Google now handles at least 2 trillion searches per year
アドリス リスティング広告を海外へ配信する際の6つのポイントと注意点とは
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