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ハラールとは?ハラール認証の取り方

ハラールとはイスラム教の戒律で合法なものを指します。ハラールといえば、ハラールフードを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。豚肉やアルコール飲料がハラールフードに当たります。

この記事では、ハラールやハラールフードについて、飲食店を経営している方に向けてハラール認証の取り方を解説します。

ハラールとは

ハラールはイスラム法において合法であることを指す場合が一般的ですが、健康的、清潔、安全、高品質、高栄養価であることも意味します。

ハラールの対義語として、ハラームという言葉があります。ハラームはイスラム法において非合法のことです。そのため、イスラム教徒を相手に接する機会が多い人は、ハラームとハラールの把握が必要になるでしょう。

2010年のデータですが、イスラム教徒(ムスリム)は世界に約16億人いるといわれており、総人口の約23%以上を占めています。特に東南アジアに集中しており、ムスリム人口はインドネシア、インド、パキスタンの順に多いです。ムスリム人口が多い国ほどハラールに気をつける必要があります。

ちなみに、ハラールのことをハラルと表記している場合がありますが、正しくはハラールです。ローマ字で記述するとHalalですが、発音するとHalaalとなるので、カタカナで記載するときはハラールと表記しましょう。

ハラール・ハラームな食べ物

ハラールにおいて重要な点はやはり食べ物でしょう。

特に飲食店を経営する場合は、イスラム法で許されている食べ物と絶対に口にしてはいけない食べ物の把握は必須です。ここでは、ハラールな食べ物とハラームな食べ物を紹介します。

また、ハラールにおいて気をつけることについても触れていきますので、ムスリムを相手にプロモーションする場合の参考にしてくてださい。

ハラールな食べ物

ハラールな食べ物はムスリムであっても食べることができます。

食べて良いものと食べてはいけないものが決まっているので、ムスリムが窮屈な制限の中生活しているというイメージを持つ人が多いかもしれませんが、実はハラールな食べ物は多いです。

ハラールの代表的な食べ物と言えば、野菜・果物・穀物・卵・乳製品があげられます。また、イスラム法に則った精肉されたものであれば、牛や鶏、羊なども食べられるのです。他にも、イスラム教の宗派によっては、魚や貝も食べられます。これだけの食材を使えるのですから、いくら戒律で食事制限がかけられていると言っても、意外と食べられる料理は多いのではないでしょうか。

ハラールな食べ物を覚えるのであれば、ハラームな食べ物を覚えた方が良いです。ハラームな食べ物は特定されているのに対し、ハラールな食べ物はハラーム以外の食べ物というくくりにされています。つまり、ハラームな食べ物を把握しておけば、それ以外はムスリムに提供してもかまわないのです。

ハラールな食べ物を覚えようとするとキリがないので、次に紹介するハラームな食べ物を把握しておきましょう。

ハラームな食べ物

食文化においてハラームなものと言えば、豚が有名ですよね。ムスリムは豚を使用した料理を一切口にしません。食材として豚が使用されている料理だけでなく、豚由来の原料や食品添加物を使用している料理も食べないのです。

特に日本ではポークエキスと呼ばれる食品添加物を使用している食材が多く、ムスリムを相手に料理をするときは、豚関連の物は使わないことを徹底しなければなりません。他には、以下のような動物がハラームな動物です。

  • トラや犬、猫など牙があって他の動物の肉を食べる肉食動物
  • 鷹や鷲など爪がある肉食の鳥
  • 昆虫、蛇、ネズミ
  • 人が飼ってるロバ
  • ワニや蛙、亀など水の中と陸上で生きられる動物
  • 毒のある生き物(毒を取り除けば食べられる)

また、不浄なもの(ナジス)とされるものも提供してはいけません。

  • ハラームな物に触れたり、混ざったもの
  • 人や動物の血、糞尿
  • 死肉
  • アルコール

日本人でさえ食べないものも含まれるので、イメージしやすいのではないでしょうか。ハラームなもので気をつけなければならないのは、ルールに則った方法で処理されているかです。普段私達が食べる食材でも、どのように処理されているか確認した方が良いでしょう。

ハラールへの対応・気を付けるべきこと

ハラール食品を提供するときに気をつけなければならないことは、必ずしもハラールなものが食べられるとは限らないということです。ハラームな食べ物でも紹介しましたが、たとえハラールな食べ物でも、少しでもハラームなものに触れてしまうと、ハラームな食べ物になってしまいます。

たとえば、正規の方法で処理した鶏肉でも、豚肉を揚げた油で揚げてしまうとハラームになるのです。そのため、ハラーム食材を扱っているお店は、ハラールな食べ物として提供するときに、細心の注意を払う必要があるでしょう。

ハラールな食べ物かどうか確認されるので、ハラーム関連のものやことと別にしておくことをおすすめします。ハラールに提供できているか不安な人は、ハラール認証を取得すると良いでしょう。

ハラール認証について

ここでは、ハラール認証について説明します。

ハラール認証とは何なのか、どうすれば人称を取ることができるのかについて解説するので、ハラールな食べ物として料理を提供する場合は、取得の参考にしてください。

ハラール認証とは

ハラール認証とは、ムスリムが安心してハラール食品を食べることができるように、ハラール認証機関がハラールとして提供して良いものであると認定した証です。提供側がいくらハラールと述べても、加工食品や飲食店であれば製造過程が見えないので、本当にハラールなのか分からないですよね。

日本のようにハラーム食品を食べる国では、ハラームと混じる可能性があるので、不安な中生活しているムスリムの人も多いかもしれません。

そこで、ムスリム人にも安心して料理を食べてもらうために、ハラール認証を取得することをおすすめします。ハラール認証機関が製造・調理会社や原材料、製造工程を全てくまなくチェックするので、認証が下りた食べ物は信頼度が高く、お店の評価も高まるでしょう。

ハラール認証の取り方

ハラール認証の取得の流れについて紹介します。

認証を取得するためには、ハラール認証機関に審査を依頼しなければなりません。認証機関は1つではなく世界各国それぞれにあり、日本には「マレーシアハラルコーポレーション」などの機関があります。

まずは、認証機関に相談して、申請にどのような準備をしなければならないのか確認してください。

相談する機関はなるべく多くの認証を行っている実績のある団体がおすすめです。面談後は、事前審査→書類監査→現地監査の順に3つの審査があります。

事前審査は、現地監査に通過する可能性があるかどうかを査定する審査です。製品がハラールとして認められる可能性があると判定されれば、次に書類監査に進みます。書類上、ハラールとして問題ないと認められたら、最後に現地監査を実施。提出書類を基に、世界ハラール基準に則って審査されます。会社や製造ラインを訪問して、各チェック項目を確認後、全てクリアしたら判定委員会の承認がおりて、晴れてハラール認証書が発行されるのです。

ちなみに、現地監査で改善事項を指摘されることがあるので、そのときは後日改善したかどうかを確認されます。一発合格できなくても、指摘されたことを改善していけば、ハラール認証を取得することができるので、諦めずに取り組みましょう。

ハラール認証は認証機関によって審査にかかる日数は違いますが、アドバイスをもらいながら認証を受けることができるので、そこまで難易度は高くないと思われます。ただし、ハラール認証を取得した後も、定期的に現地監査を受ける必要があり、チェック項目を継続してクリアしなければならないので、取得後も経営努力は必要でしょう。

まとめ

ハラールやハラームはムスリムにとって絶対的なルールなので、もしムスリムを対象にマーケティングを行うのであれば、ハラールは厳守です。特に飲食店で関わる企業が多いと思うので、今回紹介したハラール食品やハラーム食品の把握はしておく必要があります。ムスリムに安心して料理を提供するために、ハラール認証を取得しておきましょう。

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