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【2020年最新】関西のインバウンド動向

大阪、京都、奈良など見どころが多い関西地方は、インバウンド客から注目を集めている地域です。

関西エリアでインバウンド向けに事業を考えている人の中には、外国人にどういった需要があるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。

インバウンド対策には、どの国からどれほどの旅行者が訪れ、一体どのくらい滞在しているのか把握する必要があります。

今回は、関西地方の各府県がインバウンド対策でどのように取り組んでいるのか紹介します。

この記事を読んで、インバウンド対策の参考にしてみてください。

関西のインバウンド需要

関西エリアに訪れる外国人は年々増加傾向です。

6つの府県で最も外国人訪問率が高いのは大阪の36.63%で、全国で第2位の位置にいます。

その後に、京都が25.77%で全国第4位、奈良が8.95%、兵庫が6.02%、和歌山が1.14%、滋賀が0.66%と続きます。

2018年10~12月期の外国人旅行者は全国で772万人だったのに対し、関西を訪れた外国人旅行者は41.1%の317万人でした。

関西エリアの2014年の年間外国人旅行者は320万人で、2016年は612万人、2018年には720万人まで増加。

関西エリアに訪れる外国人で多い国は中国やベトナムなどの東アジア、東南アジアが中心で、アメリカやフランス、ドイツなど欧米諸国から訪れる人も多いです。

特にアジア・東南アジアの増加率が高く、ベトナムが+56.7%、中国が+39.7%、フィリピンが+30.6%。

また、アメリカが+21.4%、フランスが19.6%、ドイツが14.8%と、欧米地域からの観光客も増加しています。

今後、大阪万博やIR構想もあるので、ますます関西を訪れる外国人が増加するでしょう。

【府県別】インバウンド客を呼び込む取り組み

関西の各府県のインバウンド対策を紹介します。

同じ関西でも地域によって取り組みが異なるものです。

地域の特徴に合わせてインバウンド対策をしましょう。

大阪

関西の中でも大阪の外国人訪問率が高い背景には、積極的なインバウンド対策が考えられます。

大阪の強みは立地の良さや空港が近いことが挙げられますが、大阪全体でインバウンドへの対応をしていることでしょう。

たとえば、以下のような取り組みに力を入れています。

  1. 多言語表示や多言語対応
  2. 無料Wi-Fiスポットの充実
  3. ナイトアクティビティの充実

まず外国人旅行者に対して積極的な多言語対応の実施が、多くの外国人が評価されている点でしょう。

看板や案内標識を英語や中国語など多言語表記することで、外国人でも施設を使いやすくしています。

自治体によっては英会話教室を開催するところもあるようですよ。

次に、無料でWi-Fiが使えるようにしている点も外国人が多い理由でしょう。

スマホは貴重な情報源なので、常に情報収集ができるのは慣れない土地で重要なポイントです。

最後に、外国人はナイトタイムも楽しむ傾向があるので、夜の時間帯に観光や買い物ができることから、外国人が楽しめる環境になっているのではないでしょうか。

京都

京都は歴史を感じさせる場所として世界でも有名で、日本の伝統に触れたい外国人に人気のエリアです。

京都も外国人旅行者に対してPR活動を積極的にしています。

たとえば、季節イベントのPRをホームページや観光案内所で実施することで、外国人でも簡単に情報を集められるようにしているのです。

他にもホームページを多言語化するなど、多言語対応を強化。

英語や中国語に対応した商店街のマップやパンフレットを作成することで、事前に情報を収集していない外国人でもすぐに情報を得られるようにしています。

大阪に次いで外国人訪問者数は多いですが、インバウンド消費では遅れをとっているので、今後はナイトアクティビティの充実など、インバウンド消費を促す取り組みが求められるでしょう。

奈良

奈良は歴史的建造物が多いことで有名ですよね。

高い建造物や仏像、奈良公園の鹿をイメージする人も多いのではないでしょうか。

京都とは異なる古都の雰囲気を楽しめることができる奈良も、訪問率全国10位と奮闘しています。

奈良ではインバウンド客向けの英語版パンフレットが外国人が好評です。

2018年に5000部を制作して話題になりました。

パンフレットに奈良の神社仏閣を紹介したり、お参りや勤行体験の告知を載せたりしたことで、有名スポットから穴場スポットまで余すことなくアピールすることに成功。

外国人訪問者数の増加は数字に表れていますが、京都と同じようにインバウンド消費額の大幅な伸びがありません。

2019年1~3月期の外国人観光客1人あたりの消費額は、関西エリアの中で最下位でした。

ホテルや旅館の客室数も全国で最も少なく、インバウンドの消費環境が整っていないことが原因でしょう。

奈良には観光スポットだけでなく、インバウンド消費を促す施設が必要です。

兵庫

兵庫県といえば姫路城を思い浮かべる人は多いでしょう。

姫路城は日本で初めてユネスコ世界文化遺産に登録された建造物です。

外国人観光客からも人気のスポットで、兵庫県の看板としてPRされています。

全国で11位の訪問率となかなかの好成績を収めている兵庫県は、中国で最大規模のユーザーを抱えるSNS、WeChatの公式アカウントを開設しました。

ひょうごツーリズム協会が2019年の3月から外国人向けのSNSに着手したのです。

公式アカウントでは姫路城や城崎温泉といった観光スポットだけでなく、神戸ビーフや灘の酒、松葉ガニなどの名産品などを紹介しています。

兵庫県は内陸側と海側でそれぞれ観光資源を抱えているので、積極的にアピールを行い認知が広がれば、さらに外国人旅行客の訪問率は高くなるでしょう。

ちなみに、兵庫も他の府県と同様に、宿泊施設やレストラン、ショッピングスポットが不足しています。

今度のインバウンドの消費を促す施策に期待ですね。

和歌山

和歌山県は、他の関西エリアに比べると代表的な観光スポットが少ないですが、訪問率は1.14%の全国22位と平均を超えているので、外国人旅行者数は多いです。

和歌山はいち早く中国語表記に取り組んだこともあり、香港人の観光客が多い傾向があります。

インバウンド需要の中でも中国語圏の人をターゲットにしており、看板やメニューを中国語で表記したり、食事のボリュームを増やしたり、分煙に取り組んだりしたのです。

また、みかんや柿など果物の生産地であることを生かして、果物狩りツアーを香港人向けにアレンジして実施するなど、香港人をメインターゲットにした誘致活動に強化しています。

ターゲット層がピンポイントで免税店数も全国38位なこともあり、まだインバウンド消費は全国の中でも低めです。

しかし、他の国をターゲットにした誘致活動や免税店の増加を図れば自ずとインバウンド消費は増えるでしょう。

和歌山は地方のインバウンド対策の成功例として挙げられるので、都市部ではないからとインバウンド客の増加を諦めるのは早いですよ。

滋賀

滋賀といえば日本最大面積を誇る琵琶湖がありますね。

貯水量も最大でインパクトも大きいことから、琵琶湖を見たいと思う外国人がいても不思議ではありません。

しかし、訪問率は全国33位と低めで、関西エリアの中でもインバウンド対策に苦労している地域と言えます。

インバウンド対策で苦戦している滋賀ですが、外国人旅行者数を増やすことに成功した取り組みもありました。

キャンピングカー株式会社が、琵琶湖周辺でキャンプを楽しめることを京都府内でアピールしたところ、京都に訪れた外国人が滋賀に流れてくることがあったのです。

滋賀には琵琶湖以外にも比叡山や彦根城など自然を楽しめる観光スポットはあるので、インバウンド客を増やせる可能性は満ちています。

そのため、今後は県全体でインバウンド客誘致のための情報発信を強化する必要があるでしょう。

まとめ

関西エリアはインバウンド客に人気で、毎年多くの外国人観光客が関西を訪れています。

今後も国際イベントは目白押しなので、インバウンド需要は高まることは間違いありません。

今回紹介した府県ごとの取り組みを参考にして、インバウンド対策を強化していきましょう。

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