
Lazada(ラザダ)は東南アジア最大級のECサイトです。マレーシア、シンガポール、タイ、フィリピン、インドネシア、ベトナムの6か国で展開しています。この記事では、購入の仕方や出店方法について紹介します。東南アジアにビジネスチャンスを求めている方は必見です。
Lazada(ラザダ)とは?
超境EC市場というとアリババなど中国市場が中心と言わざるを得ませんが、急成長を遂げているのが東南アジア市場です。東南アジア市場では、東南アジア6ヵ国で展開しているショッピングモールが存在します。それが「Lazada(ラザダ)」です。Lazadaは、中国のアリババ・グループに支配権を10億ドルで買収されたことをキッカケに注目が集まりました。ここでは、Lazadaについてご紹介します。
東南アジアのECサイト
Lazada(ラザダ)は、2011年にドイツのRocket Internet社が設立したショッピングモールです。東アジア6ヵ国(マレーシア・シンガポール・タイ・フィリピン・インドネシア・ベトナム)で展開しており、約3,000店舗が出店しています。
1日のアクセス数は500万以上で、Lazadaの年商は10億ドル。人気の店舗は1日に1,000アイテムを売り上げるため「東南アジアのAmazon」とも呼ばれています。
Lazadaの特徴
Lazada(ラザダ)のショッピングモールには、3つの特徴があります。それぞれの特徴を見れば分かりますが、販売から代金回収までのプロセスが非常に楽という点が大きな特徴です。
特徴①出品者の利益が保護される仕組み
Lazada(ラザダ)では、出品者の利益保護の体制が整っており、何かしらのミスや不備がある場合を除いて返品は受け付けられないことになっています。
特徴②顧客との連絡頻度が少ないフロー
Amazonと似たような仕組みが採用されており、顧客が商品を注文後の出荷、代金回収までスムーズに行われます。
特徴③配送業務をアウトソーシングできる
Fulfillment by AmazonサービスのLazada版で、迅速な配送サービスをアウトソーシングすることができます。
Lazada(ラザダ)の利用方法
Lazada(ラザダ)などのECサイトは、時間や場所を選ばずに利用できることが良い点です。ここでは、スマートフォンアプリで買い物する方法を解説します。
1.アプリをダウンロードする
スマートフォンの場合は「iOS」、アンドロイドの場合は「Android」のアプリをダウンロードします。
2.欲しい商品を探す
アプリを起動するとトップ画面に移動します。「Search in Lazada」の検索ボックスに欲しい商品の名前を入力します。欲しい商品名を英語で入力しましょう。今回は化粧品を探しています。
3.商品をカートの中に入れる
商品一覧から欲しい商品をタップすると、商品詳細画面に遷移します。商品詳細画面を下にスクロールすると、詳細情報が記載されているため、必ず確認しましょう。
Standard Delivery:商品が到着するまでの期間が表示されている
Express Delivery:翌日発送を依頼する場合の金額が表示されている
DETAILS:商品の素材やサイズ、商品に関するレビューが木佐されている
上記を確認して問題がなければ「Add to Cart」をタップします。
4.お会計をする
カートの中に入っている商品に間違いがなければ「ChackOut」をタップします。
5.サインアップ(アカウント作成)します
サインアップが求められるため、サインアップします。まだ、Lazada(ラザダ)の会員登録が済んでいない場合は、アカウントを作成します。
6.配送先を選択する
配送先の情報を「+Add address」に入力しましょう。また、購入する商品名・個数・金額に間違いがないかを再確認してください。問題がなければ「Place Order」を選択しましょう。
7.支払方法を選択する
支払方法を選択します。支払い方法は「電子マネー決済」「クレジットカード決済」「Paypal決済」「代金引換」が選択できます。支払方法を選択した後に「Pay Now」をタップすれば、商品の購入手続きは完了です。手続き完了後は、会員情報として登録したメールアドレスに商品購入の詳細情報が届きます。
8.商品を受け取る
商品が配達されるので、指定日に受け取りましょう。Lazada(ラザダ)が便利なのは、出荷状況や受取日の目安が画面で確認できることです。
Lazadaの会員登録方法
トップ画面の「Sign Up」のボタンを押せば、会員登録の画面に遷移します。FacebookやGoogleのアカウントでも会員登録ができるため、少しでも手間を省きたい方は活用しましょう。必要事項を入力後に「SUBMIT」のボタンをタップすれば、会員登録は完了です。
出品方法・店舗開設方法
これまで、Lazada(ラザダ)での買い物の楽しみ方を解説してきましたが、出品したいという方もいるでしょう。ここでは、Lazadaで出品する方法について分かりやすく解説します。
出品するための必要条件
Lazadaで出品するためには、法人名義の口座の用意とストア開設試験の合格が必要です。ストア開設試験は、Lazadaの基本的なルールを理解していればパスできる内容となっていて、合格率は高いものとなっています。このストア開設試験に合格することによって、晴れてストア開設の扉が開かれます。
ストア開設に手数料などはかかりません。Lazadaでは、商品が販売された際に、商品カテゴリ別の手数料が差し引かれます。カテゴリによって手数料が異なりますが、ほとんどが4%です。
Lazadaの出店アカウントは2種類ある
・ローカルアカウント
ローカルアカウントは、出店国のLazadaのみで出品できるアカウントです。たとえば、マレーシアのLazadaで出品した場合は、マレーシア以外の国で出品することはできません。そのため、複数の店舗で販売を行いたい場合は、国ごとのアカウントを取得しなければならないのです。
・グローバルアカウント
グローバルアカウントはLazadaのサービス圏内すべての国で出品ができるアカウントです。ローカルアカウントと比較すると審査基準が厳しくなっており、現在では大手ブランドしかグローバルアカウントを取得できないようになっています。
配送方法
Lazadaの配送方法は、Lazada香港の倉庫から配送する方法と日本から越境配送する方法があります。香港の倉庫から販売国までの送料はLazadaが負担してくれますが、日本から香港倉庫までの送料は自己負担となるので注意しましょう。
ストア開設までは代行業者に依頼しよう
Lazadaでストアを開設すれば、配送のアウトソーシングも期待でき、販売から代金回収までスムーズというメリットがあります。しかし、ストア開設までの手続きは何かと複雑です。少しでも不安を感じる方は、ストア開設代行業者に依頼をしてみましょう。
まとめ
この記事では、東南アジアのAmazonと話題に上がっているLazada(ラザダ)について解説しました。Lazadaの市場は、アリババなどと比較すると小さな市場になりますが、参入者が少ないため、ストア開設すれば競合他社がおらず、新たな販路ができるかもしれません。
また、他のショッピングモールと異なり、販売から発送、商品回収までスムーズなことが大きな魅力です。株式会社LIFEPEPPARでもLazadaのストア開設サポートを承っているので、ご検討している方はお気軽にご相談ください。
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