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事例に学ぶ!海外に向けて広告を発信する際のポイントとは?

日本から海外に向けてビジネスを展開していく際、必要になってくるのが現地のユーザーに適したプロモーションです。この記事では、海外に向けて広告を発信する際のポイントについて説明します。

日本から海外へ広告を発信していくのに必要なこと

まずは、日本から海外へと広告を打ち出していく場合、考えておかなければならないいくつかのポイントがあります。

市場規模や勢いの違いを理解する

1つは市場規模の違いです。日本は小さな島国ながらも1億2,000万の人口を有する密度の高い国ですが、隣の中国は人口13.8億人に加え、世界中に中華系の人々が暮らす巨大な国です。

あるいはインドも人口が増加傾向にある国の1つで、こちらも13.4億人近い人口を有しているアジアの大国です。世界最大の経済大国と言われるアメリカでさえ3億人程度の人口しか有していないわけですから、これらの国がアメリカ並みの技術力を持てば、容易にその他地域を飲み込むほどの経済力を持つことは想像にかたくありません。

対して日本は人口減少の一途辿っており、将来的には7000万人程度の少子高齢社会が形成されると言われています。人口が増え続け、若者の数も多く経済成長も著しい他の国々とは、異なるニーズが存在していることは明らかです。

どれだけ自社商品のクオリティとセールスに自信があっても、必ずしも日本で成功したからといって海外でも売れるとは限らないことは覚えておきましょう。

消費者の多様性についても繊細になる必要がある

日本は世界では珍しく単一民族性の高い国家が未だ成立している先進国です。アメリカなどは顕著な例ですが、多くの先進国では民族的な統合が非常に進んでおり、様々な文化が1つの国の中で共存しているケースはよく見かけるものです。

そのため、いわゆるポリティカルコレクトネスについても他の国々は非常に敏感で、少しでもタブーに触れてしまうとその企業の製品は販売自粛に追い込まれたり、最悪の場合会社が潰れてしまうことも考えられます。

単に商品が売れないだけでなく、訴訟問題となって企業が訴えられ、多額の賠償金を支払わなければならないためです。

日本は差別的な表現についてのコンプライアンスが欧米に比べて比較的希薄なケースもよく見られるので、海外に発信していく場合にはしっかりと内容を確認しておく必要があります。

自社商品の強みと世界のニーズを理解する

日本で売れて海外では売れない製品も、売り方によってはセールスが伸びるというケースもあります。その見極めも広告戦略においては重要になるでしょう。

現在日本では終活という言葉もあるように、高齢者向けのお葬式や遺産管理の広告が非常に増えています。

電車などでも見かけることが増えてきたかと思いますが、これは高齢化が一斉に始まり、国民の大半が高齢者という時代に入ろうとしているため、マス層にしっかりとその必要性を訴える必要があるためです。高齢化した親を介護しなければならない中年層にもヒットするため、大々的に行っても高い費用対効果が得られます。

一方、出生率が高い国においては、終活関連の商品は大衆に受けづらいため、車内広告を打っても高いコストパフォーマンスは期待できません。

そこで、その地域では所得の高い中高齢者のみにターゲットを絞り、彼らむけに贅沢な終活プランのプロモーションを行えば、効率的な広告効果を見込むこともできるといった具合です。

自社の強みとその活かし方を整理しておきましょう。

リスティング広告を海外に配信する上での注意点

インターネットを通じた広告施策の中で、最もポピュラーなのがリスティング広告です。海外向けに配信する際の注意点を見ておきましょう。

海外配信に対応しているプラットフォームか

まず、出稿を考えているプラットフォームが、その国にも広告を配信できるかどうかを確認することです。

例えばGoogleは地域設定によって広告の出稿地域を変更することができますが、Yahoo Japanは日本向けに広告を発信できても、媒体が国内限定になっているため、海外へはそのまま出稿することはできません。

名前は同じでも、国によってプラットフォームが分かれているケースもあるため、出稿前にきちんと確認しておく必要があるでしょう。

言語や時差の確認

次に各種設定の確認です。海外配信はとりあえず英語でと考える広告主の人もいるかもしれませんが、日本と同様、母語として英語を話せる地域は限定的で、むしろ英語を話さない国の方が多いものです。

中国向けなら中国語、タイ向けならタイ語と、その国のユーザーにあった言語を選ぶようにしましょう。

また、設定する時間が現地時間にのっとったものかどうかもしっかりと確認しましょう。正午に配信するはずが、真夜中に配信してしまっていたというケースもあり得るので、広告効果を最大化するためには欠かせないポイントです。

ポリシーの確認

そもそも、自社が売ろうとしている商品がその媒体のポリシーに反していないということも確認しておきましょう。

薬やヘルスケア用品が顕著な例ですが、日本と海外ではオンラインで取引して良い商品やうたい文句のルールが異なります。その国のルールに違反していないかを、しっかりとチェックしておくことが大切です。

海外と日本では広告に大きな違いがある

ルールや消費者の文化だけでなく、広告を発信する側のアプローチにも違いは生まれるものです。

日本の広告の特徴

マスメディア向けの日本の広告としてよく言われているのは、日本の広告はイメージを大切にするという傾向があります。

もちろん商品に良いイメージを持ってもらうことは大事なのですが、一方でその商品がどれくらい消費者に利益を享受したり、他社製品ではなくその商品を買う必要があるのかと訴える力が弱いとも言われます。

参考:ブランド経営ドットコム「外国人には理解できない日本の広告 ~“イメージ戦略”の次の手を考える~」

消費者になんとなく「いいな」と思ってもらうことはできるのですが、「これは買いだぞ」と思わせるような魅力をうまく伝えきれていないとされるのが、日本の広告の弱いところです。

国によって広告の文化は様々

これは他社製品をこき下ろして自社商品を賞賛する手法を禁止する法律が日本にはあることも大きいのですが、アメリカなどではこのような過激な方法が茶飯事であったりもします。

つまり、日本では違法だからといって遠慮がちな広告をアメリカでも打っていると、インパクトの側面で現地の製品に見劣りしてしまう可能性があるというわけです。

また、ジョークや言い回しなど、その国の人に届きやすい発信方法も異なるものです。その国の広告を徹底的に研究し、何が消費者に受けるのかをしっかりと考える必要があるのです。

おわりに

日本と海外では、国によって大きな文化的な差異や、法律によって異なるルールを持っています。日本の慣習やルールにとらわれず、その国で最適な広告を打ち出していけるよう研究していきましょう。

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